第10話「カンナの日記」

 肝試しはイサコがサッチーを破壊した事でうやむやになったまま終了する。黒客クラブではダイチはイサコに追い出され、デンパと共に元祖黒客クラブを結成する。
 一方でヤサコ達は、カンナの事故について調べ始める。



 ヤサコ、イサコ、ハラケンのそれぞれが思いを向ける対象の提示と、それに関する感情が入り混じって、観ていてくすぐったいような切ないような気持ちにさせられたエピソード。
 ヤサコの「初恋」の相手的な4423は、暗号であり、「ヤサコ」と言う名前も彼がつけたものだった。
 4423に対しての憧れとハラケンを重ねるものの、ハラケンはカンナの日記の、カンナの気持ちでいっぱいだった。カンナの足跡を辿ろうとするハラケンに泣いた。もうカンナには明日なんてないんだ……と思うが故の行動だもんな……。
   


 イサコはイサコで、キラバグを集める理由が見えてきた。彼女の兄に対する感情と、叔父への接し方は、最前の黒客クラブでの女王様っぷりとは対照的だ。花ですぜ、花。
 そのイサコの兄は、おそらくヤサコの知る4423なのだろうけど、恋人宣言+キスまでしたと知られれば、血を見るのは確実のような(ぇ)。



 ダイチがフリーになってイリーガルに本格的に首を突っ込み始めた事や、アキラが電脳ペットを使ってイサコの身辺をかぎまわっているなど、今後のストーリーでもどう処理されていくんでしょうか。