内山まもる『ウルトラマンメビウス外伝 超銀河大戦 巨大要塞を撃破せよ!! 前編』(『コロコロイチバン!』第14号)

 ついにこんな雑誌にまで手を出してしまった……。
 全力で釣られる自分を自覚しつつ、しかし止まる事は無いのです。
 以下感想。
 エンペラ星人を倒し、光の国へと帰還するウルトラ兄弟11人。
 しかしこの時、ビジュアルイメージとしてエンペラ星人と戦うメビウス、ヒカリ、ゾフィーの姿が大いに疑問。エンペラ星人が剣を持っているのはまぁいいとしても、ゾフィーは戦って無いじゃん(笑)! 最後に光線撃ってただけじゃないですか?!
 さすがウルトラ兄弟長兄、しっかりいいところを持っていきやがるwwwwww



 もうすぐ懐かしい光の国。
 しかしそこにエンペラ星人に倒されたはずのメフィラス星人が出現! 曰く、エンペラ星人が作った「恐怖の遺産」が残っている。
 そしてそれを証明するように、ウルトラ兄弟達の目の前に巨大な球状の要塞が出現! 
 要塞はウルトラ兄弟が人間とほぼ同サイズの大きさに見えるほどの巨大なもの。
 光の国へと攻撃を開始した要塞を止めるべく内部に突入するウルトラ兄弟。しかしそこに現れたのは、インペライザーの大軍だった。そう、要塞はインペライザーの量産工場だったのだ!
 


 インペライザーを造り出していたのはエンペラ星人。ならばその施設は? 死後に何らかの設定がほどこされていたのではないのか? と言う疑問を見事にストーリーに落とし込んだ、その手腕はさすが内山先生
 しっかりインペライザーの強さも描写され、実質的な時間制限からも解放され、なおかつ全員揃っているウルトラ兄弟に対しても圧倒的優勢を保っています。
 


 傷つき、退避するウルトラ兄弟。まだ傷の浅いメビウスゾフィーに兄弟達はエネルギーを注ぎコントロールルームを探させる時間を稼ぐため、インペライザー達が合体して誕生した巨大インペライザーに戦いを挑む!
「兄弟達を見捨てていくのか?」と言う葛藤に悩まされるメビウス、彼らの決意を無駄にしないためにひたすら前を向くゾフィー
 二者の経験値と心構えがそのまま出たようなこの構造に悶絶。
 未だメビウスは末っ子で、成長途上にある戦士と言う事がここでも強調されています。
 一方、メビウス達を見つめる怪しい影があり……。



メビウス』TV本編と『てれびくん』で連載されている漫画のつなぎとなるエピソード。
 インペライザーの量産工場兼要塞を舞台に、ウルトラ兄弟全員が戦う! と言う非常に燃えるエピソード。
  後編にも期待が高まります!