第5話「メタバグ争奪バスツアー」

 イサコとの電脳戦に破れ、メタバグを集め資金集めに勤しむ黒客クラブ面々。しかしクズバグを換金するもラチがあかず、損害は全員でお年玉十二年分と言う悲惨な状況だった。
 そこへイサコは、メタバグの大鉱脈があると彼らに話をもちかける。



 今回は名実共に女王様になったイサコの威風堂々さと、黒客クラブの滑稽さ。そして新キャラ、ハラケンの登場がメインでした。



 前回から女王様でしたが、今回からマジで女王様になりました。
 黒客クラブの連中を連れ出して命令してアゴで使って爆破して、最後には脅迫で〆る、そんなイサコの魅力フルスロットル!
 冷酷に他人を脅迫し、利用する一方で、異性に対しての距離がひどくぞんざいだったりする、そんな対照的なところが彼女の魅力か。
 しかしラムネの飲み方が男前……ッ! あと「待ちな!」なんかも。姐さんと呼ばせてください。



 そして今回見事に利用され、イサコの子分になった黒客クラブの面々。
 学校から禁止されたサイトを利用したり、強い者におもねり、金稼ぎや暗号屋に憧れたりとほいほい後ろ暗い部分に惹かれるのはまさに小学生男子。
 最後までダイチについていこうとするデンパに泣いた……!
 かくてイサコの手に落ちた黒客クラブですが、同時に四年生=アキラがフミエの弟、アキラだと判明。フミエは内部にスパイを作る事に成功しました。  
 ユウコとイサコのパワーバランスが不公平にならないようにしっかり調整されているのが巧い。



 新キャラ、ハラケン。最初は頼りないかと思わせておいて、あのサッチーを操作できると言う脅威のスキル!メガばあ仕込の技術なのか、それとも電脳ペット関係の仕事をしている父親の影響なのか。
 イサコ側に謎のライダー、「有電波体質」と言う個人の電脳への認知のさなども登場しました。



 しかし、ダイチの分かりやすさとフミエの鈍感さときたら……(笑)。