Voice 9「プッチーニ後編」
プッチーニに命を狙われる真鏡名。それを阻止しようとするニコとよっちゃんの二人だったが……。
綺麗な最終回でした。や、違うんですけど。
でもラストの紙吹雪と真鏡名のシーンは本当に綺麗でした。
正義感より愛に生きてしまうロボ。彼女を想うあまり、プッチーニに真鏡名を中学校に移動させた事がバレた事を連絡せず、携帯電話を預けてしまう。
しかし道端で塞ぎこんでいたロボが、MAXロボの主題歌から正義感に目覚める!
あぁ、ロボだなぁ、としんみり。最後まで愛とかそういうのに生きられないロボが愛しい。
最後の最後で写真を破って捨てて相手にも愛にもお別れしつつ、ちゃんと戻ってくるロボは本当にいい男。
いい男と言えばよっちゃんもいい男。
もうひたすらそれしか言う事が無いってぐらいいい男。プロフェッショナ〜ル♪
真鏡名と元恋人の関係性が「友達」だったので、やはりと言うべきかニコとロボの関係も「友達」でした。
まぁ、予想の範疇でしたが、女の連絡先を書いたメモを捨てるところろか、ロボのロボットに対しての浮気発言に不機嫌そうになったりと、非常に自分好みだったのでオールオッケーなのです。
かわいいは、正義(黙レ)!
今回は第1話のセリフをニコと真鏡名とを逆転させる事で、より印象的なものになっていました。三日坊主が死んでしまい、世界は確実に変わってしまった。それもあるが、何より今はロボに死んでで欲しくなかった。
死に鈍感になっている世界に対する怒りからプッチーニはこれまで仕事をしていましたが、実は鈍感になっているのは自分自身で、変わっている事に気がつかないだけ。
だからいつも、祈るように「死なないで」とせめて言い続けるしかないんでしょうね。