『ロミオ×ジュリエット』第6幕「希望〜託された明日〜」

 赤い旋風となって憲兵隊の前に立つランスロットは自ら火の中に消えた。彼を見殺しにした事を恥じ、ロミオに自分こそが赤い旋風であると告げ、決別するジュリエット。
 一方、モンタギューはさらに憲兵隊の権限を強化し、市長の貴族権まで剥奪してしまう……!



 ネオ・ヴェローナの未来のため、民衆達に「希望」「心の中に風を吹かせ」と力強いメッセージを残し、自ら火の中に消えたランスロットの男の生き様に涙。
 彼の家族、妻がジュリエットを責めず、あくまでランスロットの意思を尊重した妻の態度にさらに涙。娘達は何も知らず、と言うのが古今東西のお約束ながら泣ける。
 


 議会では、モンタギューが事実上独裁状態にあると言うのがこれ以上ない程に強調されていました。モンタギューに逆らう事など考えられず、反対する者はいつ貴族権を奪われて力ない一般民衆に落とされてしまうと言う恐怖。
 憲兵隊の権限が強化され、市民に対する圧政が強化されると分かっていて、もはや反対できるはずもなく。



 ロミオに真実を告げ、ランスロットを見殺しにしてしまった自分の無力を恥じ、暗殺の危機にある市長を助けるため駆けつけるジュリエット達。
 危うい彼女の危機を救った謎の青年とは……? と言うところで次回に。



 お約束で考えれば、彼はジュリエットの弟と言う事になりますが、それはさすがにお約束がすぎるかな?
 ところで、何故キャピュレット家がビットーリオ市長家族を助けるのか、と言うところに疑問が。
 おそらく、反モンタギュー思想を持ち、何らかの情報も持ち合わせているであろう彼らを助ける事で、情報や人脈を確保しよう、と言う考えなのでしょうか。