『コードギアス 反逆のルルーシュ volume01』 

コードギアス 反逆のルルーシュ 1 [DVD]

コードギアス 反逆のルルーシュ 1 [DVD]

 ドラマCDの内容がピクチャードラマと一部かぶっている事と、近所の店で一割引で購入できると言う理由でDVDを購入してきました。すっかり罠にはまっているような気がしないでもありません。
 が、そこは全力で気にしない方向で。


  • 本編

 STAGE 1「魔神 が 生まれた 日」収録。
 別名、ジェレミアがジェレミアとして輝いていた在りし日の記憶(笑)。
 サザーランドで華麗にターンを決めてみたり、前線でがんがん戦っていたりと、ある意味涙無くして見られない雄姿でした。



 ちなみに、カレン達のレジスタンス組織の毒ガス(C.C.)奪還作戦が失敗したのは、玉城が作戦通りに動かなかったから。玉城、お前って一話からそうだったのか……(笑)。



 一話での契約シーンのイメージで、二つの惑星、宇宙など、結構別の世界、星的なイメージが交錯してるんですね。羽が散っているシーンでも、どこか高次の存在が地球に落ちてきた、みたいな事がイメージされますが。



 以下ネタバレ感想。


  • ブックレット

 ストーリー、キャラクター設定、シリーズ構成・大河内一楼氏、副シリーズ構成・吉野弘幸氏のインタビュー、その他もろもろを収録。
 カレンがあんな性格になったのは吉田氏が原因だったのか(笑)!
 ブリタニアの起源など設定的な事も収録されています。ブリタニアでは内燃機関などが発展せず、何と拳銃もモーターで打ち出すと言う設定! 一体どんな技術レベル……!?
 咲世子の日記帖では、彼女がイレヴン=日本人であり、それに強い誇りを持っているという事が分かります。

  • ピクチャードラマ(1)

 日本に送られたルルーシュとナナリー、そしてスザクとの出会いを描くピクチャードラマ。
 ルルーシュ達の扱いはかなり悪かったらしく、家は古びた土蔵。
 幼少のスザクからは「ブリキ野郎」と罵られて殴られるなど、第一印象は最悪。
 しかしナナリーの目が見えない事を知り、その関係性は少しだけ変化していく事に。
 ルルーシュによる回想と言う方法をとっており、スザクを「初めての友人にして最悪の敵」と評する事になった二人の経緯が嫌が応にも気になります。

 本編放送前に放送された宣伝番組。実は、自分も観てました。
 ガンダムオタクで有名な土田晃之氏がアナウンサーになってニュース形式で各種設定などを紹介しています。
 でもキャラクター関係を「竜兵会」に置き換えて説明するのは止めて下さい。
 人気声優へのインタビューとしてメイン三人などのインタビューもありますが、どうもアニメを「社会的に有名でしょ?」ってなポイントから宣伝している印象を受けました。
 多分、それが一番正しい方法なんでしょう。
 何にせよ、積極的に宣伝してくれてるのは嬉しいところ。
 土田氏は『DARKER THAN BLACK』『おおきく振りかぶって』でも宣伝番組をやってて、ある意味で定番化してきています。

 

  • 第1話オーディオコメンタリー

 出演はルルーシュ役・福山潤氏、C.C.役・ゆかな女史、監督・谷口悟郎、脚本・大河内一楼氏。
 第1話のコメンタリーだけあって、シリーズの根っこみたいなものが垣間見えた気がします。
 数秒の1カット、脚本は二十回リテイクし、アテレコなどでも相当カロリーを消費しているらしいです。そういう作品にかけるエネルギーが、クオリティを支えているんですね。


 ルルーシュのオーディションにオレンジ役の成田剣氏も参加していたと聞いて驚き。あ、あのオレンジがッ?!
 まぁ、声を聞いて「この人はジェレミアだ」と思ってくれてよかったよかった(ヲイ)。
 コメンタリーに参加している皆様も、ジェレミアの登場シーンでの食いつきがよすぎwww
 ジェレミア役の飛田展男氏がベストクロヴィスだとか、こういう方面ではやたらインスピレーション効いてる現場にもはや嫉妬。


 脚本の没シーンで凄く見たかった映像が。
 パイロットスーツに着替えるカレンを延々とルルーシュが覗き続けると言うトンデモシーンが。後々の展開といい、ルルーシュって羨ましい、否、けしからん男だッ。


 スラッシュハーケンについても。
 作中でもユニークで印象に残るガジェットですが、これには二つ理由があって、一つはナイトメアフレームがテロリストなども使用するものなので、弾薬などの補給の問題から。
 そしてもう一つが『ガサラキ』に登場する同じようなガジェットを大河内一楼氏が自分なりの咀嚼の仕方で登場させたと言う事だそうです。
 とりあえず、強度についての突っ込みうは横に置いといて下さい(笑)。「スーパー硬い」で済まされてますので。


 試写会の反応が、万雷の拍手ではなく沈黙だった事に非常に納得。色々な意味で、以降を見逃せない作品である事を痛感しました。