『獣拳戦隊ゲキレンジャー』修行その14「ネツネツ!技を捨てろ」

「技を捨てろ」と言う言葉の意味も分からぬまま、バット・リーと共に舞い続けるレツ。
 やがて忘我の境地に達したレツは、新装備ゲキファンを手にルーツとラスカに再戦を挑む!



 今回も面白かった『ゲキレンジャー』でした。
 変に理屈で語るのではなく、ひたすらレツとバット・リーが舞い続ける事で「忘我の中に修行あり」と言うモットーがより強調されていてよかった。
 やっぱり「考えるな、感じろ!」はカンフー世界の王道ですね!
 洞窟で、竹林で、湖畔で、ひたすら踊るバット・リーとレツの組み合わせはもはや美しさすら感じました。
 おお、これぞまさしく技が彩る大輪の花(笑)!?



 アクション面も非常に充実していて満足。
 ラスカが傷ついた右足ばかり狙う、弱点をつく戦いと言う特撮では珍しい戦い方だったり、ゲキファンのアクションが冴え渡っていたりと、かなり見ごたえがあったエピソードでした。
 飛翔拳組に手も足も出なかったジャンが悔しくて暴れているところが無駄に印象に残りました。役者の人、ふつーに動けてる。凄ぇっ!
 ゲキバットージャの空中飛行も、ガワとCGで特撮独自の魅力に溢れてよかった。
 ラスカが意外とモテない事を気にしていたり、バット・リーが実はいい人だったりと、ガワキャラの溢れる魅力もポイント。マスター・シャーフーに敬語を使っているところに不覚にも萌えた。
 
 
 
 臨獣拳側は、理央の憎しみを増大させる修行を終え、さらに大変な事に。これまで超然としていた理央が、生身でリンシーに挑みかかったりと暴走中。
「強くなるのを邪魔する者を憎む」と凄い事言ってます。メレの死亡フラグっぽくて観ているこちらとしては冷や汗ダラダラ。
 そんなメレは、カタに邪魔者扱いされたまま実況に参加。バエ相手に「〜です」とか言っちゃう彼女に素晴らしく萌えた。メレだけでもはや一年は戦えるね!



 ラスカにも死亡確認されたはずのルーツ、復活して次回リベンジ! って、男二人子供化!? さすが『ゲキレン』、展開が斜め上過ぎて予測ができない!