『DARKER THAN BLACK -黒の契約者-』第七話「五月雨にクチナシは香りを放ち…(前編)」

 オタクな助手キコと共に私立探偵を営む久良沢凱。彼の元に、美しき未亡人弓月亜璃紗が現れる。彼女は黒猫探しを依頼するが、行く先々で黒と遭遇。ついには死体まで発見してしまう。



 契約者の闇、警察、MI6、そして組織……。
 これまでのヘビーな展開から一転、どこか70年代の探偵ドラマのような軽妙なストーリーに。
 三枚目私立探偵とオタク助手が契約者の戦いに巻き込まれた時、何が起こるのか?!……とかシリアスに考えるのではなく、とりあえず凱の「未亡人」亜璃紗に対するもっともな反応を素直に楽しんでおきましょう(ヲイ)。



 嗚呼……それにつけても未亡人。何はなくても未亡人。ほんとに、スタッフさんは毎回毎回ゲストに力を入れすぎだよ! 逃げる女、女子学生、娼婦と来てついには未亡人かよ! 胸の強調があからさますぎるよ! さらには耳かきかよ!
 いいぞ! もっとやれ(をい)!!
 もしかして助手のキコもゲストなんでしょうか。まぁ、探偵組が今回限りの登場、と仮定したらの話ですが。



 これまでのゲストにはいなかったタイプであるせいか、妙な弾けっぷりが観ていて楽しい。そう言えば、あんなノリの女性キャラクターは今までこの作品にはいなかった。銀、未咲らメインヒロインってあまり喋らないタイプだし。
 それにしても、キャラデザから設定まで、狙いすぎな感は否めませんが。ピンクのツーテールにコスプレでオタクって……! 読んでる雑誌は『ニュータイプ』か?!
 鎖骨に反応しているのは……突っ込むべきか、それとも素肌にYシャツ一枚の黒を責めるべきか(ぇ)。こ、このナチュラル女キラーめ……ッ!



 と、そんな探偵側のノリとは対照的に、黒側はあくまでシリアスに。
 体を乗っ取る契約者が化粧品会社の社員を自殺に見せかけて殺し、香水(?)を取っていく男の目的は何か。そして彼を狙う黒の目的は?
 今回はヘルナンデス、もとい猫と同系統の能力と言う事で、猫に関する過去も明らかになるんでしょうか。
 


 それにしても……。黒は明らかに自分の体積以上の量を食べてる気が……(笑)。