『DARKER THAN BLACK -黒の契約者-』第四話「新星は東雲の空に煌く…(後編)」

 逆かーッ!
 前回の放送で田原は「契約者を作り出す」技術を研究しているとばかり思っていましたが、本当は契約者となってしまった娘のために、「契約者の能力発動を封印する」研究をしていたのですね。
 ゲートの中で手に入れた二つの種の内一つを舞の手首に。もう一つを育て、舞のために種を収穫しようとしていた田原。
 舞のために舞自身をないがしろにしてさえ進めていた研究は水疱に帰し、黒への懺悔だけが虚しく響く。
 しかし幼児退行した舞の前に現れ、彼女を抱きしめ愛情と挨拶を交し合った事が、舞をドールから契約者に変化させた、一種の奇跡的な事だったのでしょうか。
 


 モラトリアム故に無自覚に発火能力を発動し、無関係な人々、友人とその父親すら焼き殺してしまった舞。
 しかし契約者になった事で「心を失い」それらの罪悪感から逃れる事ができました。
 今後は、黒達が所属する組織の一員に組み込まれるであろう彼女。
 しかし、それらは本当に彼女にとって幸せな事なのか。田原が命をかけて成しえた結果なのか。父の想い。殺害を静止した黒の思いを考えると、名状しがたい気持ちになります。



 警察側の描写も充実し始め、「天文部」なる部署が登場。
 契約者達を表すと言う星空を星見様と呼ばれる老婆とドールによる霊媒で観測する彼ら。しかし、まだ詳しい事はまだ何も分からない、と言うのが実情のようです。
 今後、星見様の過去などが明かされる事で、契約者達の謎なんかも明らかになるのでしょうか。