Voice 3「お歯黒女」
『セクシーボイスアンドロボ』って正確には『セクシーボイス アンド ロボ』って間を空けるものなのね。
とりあえず今回の一言は、「ヘル&ヘブンじゃなくてゴー・トゥー・ヘブン!?」。
今回は「生きている意味って何?」的なエピソード。
特別な能力を持った孤独な人生と何も無い平和で平凡な人生はいったいどちらがいいのか。
お金も無く人と同じ事しか出来ず、どこにだって自分の代わりがいる。そんなショボい人生が嫌で「お歯黒女」としてでも他人の心に残りたかった月子。
けれども、お歯黒女に遭遇しても、子どもが地面に埋まっている(と思っていた)ニコの母のように、「普通」と「特別」なんてあっさり裏返って、いつ誰がどこで孤独に落ち込むかなんて誰にも分からない。
だから、社会と関わっていくからには、「自分のやりたい事をやる」のではなく、どんな事にも「自分のやり方」を貫いていく事が大切なのだ。
自分に利があるから親切にするんじゃなく、無いから親切にしないでもなく、そのどちらでも他人に優しくなれるように。感謝の言葉を他人にもらえるように。
今回も、笑えて泣ける優しいエピソードでした。