『名探偵コナン 紺碧の棺』

『コナン』熱の再燃に合わせ行って来ました。
 早速来年の劇場版製作も決定して、どんどん息の長いシリーズになっていきますねー。
 以下ネタバレ感想。

  • 蘭と園子

 今作は実在するアン・ボニーとメアリ・リードと言う二人の女海賊の「背中を任させられる」と言う強い信頼関係を蘭、園子を中心に重ね合わせていく事で、いつもと違った魅力を持った作品です。
 蘭と園子は以前の映画でも「親友」発言なんかもあって、それを思うとこんな話も十分にありだな、と思いました。
 あまり園子は役に立っているとも言えませんでしたが(笑)それでいいのです。彼女がいて蘭と背中合わせで頑張ってると言うだけで、意味があるのですから。

  • OP

 今作のツカミは、佐藤刑事と高木刑事の覆面パトと犯人のカーチェイス
 犯人は何と「ルパン」と「不二子」の覆面コスプレで逃亡中(笑)。
 大丈夫なのかコレ、と思っていたら、脚本の柏原寛司氏は『ルパン三世』の脚本を担当していたそうです。だから大丈夫なのねー!
 佐藤刑事の「初恋」の人が実はルパンだった、と言う衝撃的な事実も判明ですが、これは打ち合わせで原作の青山先生のアイディアだとか。
 ある意味刑事にあるまじきチキンランもあってそろいもそろってノリノリかッ! いいぞ、もっとやれ(ぇー)!

  • 高木刑事の活躍

 瞬間接着剤を使って犯人の指紋を取る、と言う珍しい頭脳プレイを見せる高木刑事(笑)。これも劇場版ならではの活躍ですね。
 本編ではそうないもんなぁ(ヲイ)。

  • 溜息

 今回は、妙に多かったような溜息。主にコナンや灰原ですが。溜息をつかれる対象は毛利のおっちゃんや元太ですが、後半にはしっかり見せ場をつくっていて、脚本での入念さを感じました。

  • ラスト

 今回のラストは、新一と蘭の中学二年生の思い出でシメ。いつも以上に恥ずかしい上に微笑ましいエピソードで、思わずやられました。