『機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディション完結編 自由の代償』

 スペシャルエディションもついに完結。
 アスランのモノローグでスペシャルエディションの初めから語られてきた「知恵の果実」「楽園」。
 それらを他者から都合よく与えられる機会を失っても、一歩ずつ進んでいく、と言う超越的な観点からの脱却が、アスラン視点で語られた意味だったのではないでしょうか。


「クローンが作る事ができるから」「遺伝子で人生を決められるのは嫌だ」過去と現在の「自由の代償」が未来へとつながっていくのは、ひそかにストーリー的な妙だと思いました。 


 総じて見ると、種シリーズは「いじめられっ子がいじめっ子になる」事と、「キラの人間宣言」が二つの軸になっていたなぁと思います。
 今度の種シリーズは、スクリーン、か?