志村一矢『麒麟は一途に恋をする(7)』
- 作者: 志村一矢,椎名優
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2006/12
- メディア: 文庫
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (7件) を見る
『月と貴女に花束を』シリーズから続く世界観の物語、ここに完結!
以下箇条書き。
全国規模で引き起こされる戦いの中、それぞれが死力を尽くして戦います。
ラスボスは当然、東雲、かと思いきや、東雲を喰って完全体に成長した混沌ことユミルがラスボスでした。
生命すべてに憎しみをぶつけるユミルに対して、「すべては同じ命」と、地球の痛みを感じて戦う遥。
ラストは長い昏睡から目覚め、結婚、そして子どもが誕生して幸せな生活を送っていると、最終回のお約束みたいな展開でしめました。
でも、それぞれが内面に暗いものを抱えているところが、ただ小説で終わらせないこの作品なりの現実だったんでしょう。
とにもかくにも、完結、おめでとうございます&お疲れ様でした。次回作、楽しみにしています。