『Pumpkin Scissors』Episode:13「粗野にして美味」

 セッティエーム登場ー!
 原作よりも早く登場です。正直、原作の改変がどうだかよりも、彼女が登場してくれた事が嬉しいです。しかも斉藤千和さんだー!


 ローデリア国籍の密輸業者が捕まった事を口実に、陸情3課の弱みを握るためにやってきたセッティエーム。
 多くの子どもを競わせるローデリアの王室。策謀めぐらせる兄弟達の陰謀で、毒見役を亡くし、しかも彼女の明晰すぎる頭脳はそれを忘れる事ができない。
 自然、「自分の立場や相手の弱みを利用する」事がもはや染み付いてしまう。
 しかし、マーチスと一緒になってホットドッグ屋台を探し、彼に暴漢達から身を守ってもらった事で、「人の絆」がもたらす大きな何かを気がつく。


 彼女の成長、と言うか考え方の変化もさる事ながら、セッティエームに振り回されるマーチスとのコンビが特によかった。
 普段「なよなよ」しているようなポジションのマーチスですが、陸情3課の仕事に誇りを持っているからこそ、その名前で相手の弱みつけこむ事をしたくない、と言う強い思いが伝わってきました。
 他にもやっぱり例の病院のナースに採尿される(しかもまた割った!)ランデルや、やっぱりナンパしちゃってるオレルドなど、短いながらもそれぞれのキャラの個性を忘れない脚本が良かったです。


 やっぱり、先週見逃したのは痛かったなぁ。見逃した分を補完できるか否か、どうにかなりそうなの可能性が無きにしも非ずな玉虫色な状況が辛いです。