『仮面ライダーカブト』「第45話」

 前回、散々その行動が非難されたひよりでしたが、擬態天道の事は本人も気にしていたらしく、総司には擬態天道の凶行は話さない。
 二体に分裂した乃木に対しても攻撃をしかける擬態天道。
 完全な狂犬状態とも言える擬態天道に対して、アルマゲドン=ワームによる無秩序無差別攻撃が近い事を話す乃木。
 言葉通り、バスの中で、市街地で、森で。あらゆるところで出現するワームへの対応でてんてこ舞いのライダー達。
 ライダー達をZECTに強制的に参加させる総司。そして、前回の戦いで株を上げた神代も当然参加していた……。


 とかく今回は、神城が可愛らしかったんだけど、当初の独善馬鹿に戻ったような気配も無きにしも非ずで±ゼロみたいな感じでしたね。
 岬さんのために手作りマフラーを編んだり、クリスマスにデートを申し込んで喜びのあまりこける、なんてのは可愛いところでした。


 しかし、部下のゼクトルーパー達をレンタルビデオの返却のために使ったり、川に落ちた靴を探させたりと、
人類を守るための戦力を岬さんを守るためだけに全力投球し、「ミサキーヌを守る会」を結成。
 当然ゼクトルーパー達にも見限られ、部下は一人もいなくなります。しかし、岬さんがこれでも好印象とは……あばたもえくぼ、って奴ですか。


 乃木との戦闘で、スコルピオワームの姿に変化し、岬さんを襲ってしまう神代。次回の後半では、どう決着をつけるのか。
 予告を見る限り総司にわざと自分を倒させようとしているようにも見えますが、どうなんでしょうか。


 しかし、ワームの一斉攻撃が始まったと言うのに、クリスマスだのレンタルビデオの延滞料金だの、
 そこかしこで挿入される日常描写がまぁ浮く事浮く事。ここらへんの処理の仕方はどうなのかなーと思ってみたり。
 以下箇条書き。

  • 地獄兄弟

 前回、カブトとガタックを助けた事を反省して、上半身を拘束して自分に罰を与える地獄兄。素直に驚きながら、真似して上半身を拘束する地獄弟。
 …………あの、変身すらしてないんですけど? 今回。哀れな……。

  • ドレイク

 説明いっさいなしで参戦しているドレイク。
 でも、約十分後ぐらいにはドレイクゼクターはパーフェクトゼクターに取られちゃうわけですが。

  • 根岸

 いよいよ登場した加賀美陸の「友人」こと、ZECTトップのネイティブワーム根岸。見た目はまるで普通のおっさん。総司にも陸にもおもねるような腰の低さですが、その目の奥にどうにも信用できない怪しさを感じさせます。


 次回は、神代編完結?