第36話「ミライの妹」

 母星を失い、あちこちの星で超能力を使って悪戯を繰り返し鼻つまみ者になっているサイコキノ星人。サイコキノ星人の少女、カコを助けたミライは、彼女を保護するが……。


 とにかく今回はサコミズ隊長も「優しさを失わないでくれ〜その優しさが百回裏切られても」に尽きる。Aの台詞!
「兄弟」と言う言葉に特別な思いいれがあるウルトラマンを「妹」だと語る事で騙し、倒そうとするカコ。
 こんな田舎の星のくだらない生き物……と思いながらも、GUYSメンバーの優しさ、ミライの必死さに触れ、少しだけ彼女と、サイコキノ星人達は変わり始める……。
 

 ストレートに「いいな」、と思えるエピソードでした。
 ミライやGUYSメンバーがとにかく真っ直ぐで、優しさも疑いも全部そうだから、なおさらです。そして今回のエピソードで、地球からウルトラマンには感知できない時空波が発信され、それが円盤生物、怪獣にメビウスを倒すように指令を出している事が明らかになりました。
 はたして、その黒幕の正体は?
 以下箇条書き。

 サイコキノ星人が土を固めて作りだしコントロールする怪獣。口のアンカーの動きがとにかく素敵。
 おまけに、背後に回った! と思ったら背中から角が! 角ですよ、角!
 メビウスまで埋めてしまう活躍を見せ、泥人形とは思えない素敵怪獣でした。

  • 補佐官

 宇宙人に対しては若干タカ派な補佐官。今回も、カコに疑惑を感じて強制調査に踏み切ります。
 普段は面白い人なんだけど、役回りとは言え損してるなぁ。そして南極に飛ばされちゃった補佐官(笑)。


 次回はウルトラの父クルー!