教育基本法改正案、参院特別委で可決
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061214-00000011-yom-pol
えぇー、可決しちゃったー!
自分は大学で所属している委員で出した「教育基本法改正に是か非か?」というアンケートの集計を手伝っている時に感じたのですが、どうも「改正に是」という人が思いの外多くて驚きました。
その理由は、「愛国心教育は必要である」と言うものです。
馬鹿だなーと思いました。
政府が「愛国心」なんて押し付けてくる時は、ろくな事が無いのは歴史のお約束です。現在の今の状況は、知る人ぞ知る「戦前の空気」と言うのは有名な話です。
戦争の空気が漂う中で「愛国心」。これは、まさに兵隊として死んでこいと言っているのと同義です。そのうち「美しい日本」を取り戻すため、アジアに戦争なんかしかけたら一国民はどうしろと?
「どうせ二回も核爆弾落とされた国なんだから、また落として何が悪い?」とばかりに核爆弾落とされたらどうしろと?
「そんな馬鹿みたいな理屈で?」と一笑に付す人もいるかも知れませんが、そんな馬鹿みたいな理屈で往々にして社会は回っているのです。
この教育基本法改正が後の教育にどんな影を落とすのか。後になって「やめときゃよかった」と言っても、後の祭りなんですがね。
しかしこの前述のアンケートで唯一和んだ回答は、「教育基本法改正に非」。
その理由は「自分はすでに日本を愛しているから」。
こんな人が一人でも多く増えてくれたら、いいですね。