『コードギアス 反逆のルルーシュ』stage 9「リ フ レ イ ン」

 義賊的な行為で支持者を増やしていく黒の騎士団。その中にあって思い悩むカレンは、しかし日本人が日本人として暮せる世界を取り戻すために戦う事を決意する。

 今回のメインはまさにカレン!
 サービスシーンから家庭環境、学校、さらにナイトメアフレームによる戦闘シーンなど、二十五分間カレン尽くしでした。


 ブリタニアに名前も誇りも奪われて、それでも生きていこうとするならば何かを捨てる事は仕方が無い事。
 スタンドの主人、カレンの母親でありながら正妻にいびられメイドに雇われているカレンの母親。ルルーシュ、スザク、カレンさえも……。
 薬物にすがり、在りし日の幻に浸っていたいと言う気持ちは、決して否定できない。
 もしもブリタニアが侵攻してこなければ、手に入れられた未来があった。家族も、誇りも、捨てずにすんだ。
 けれども、決して捨ててはいけないものがある。
 窮地にあっても母親を見捨てなかったカレンと、薬物に侵されてもカレンを捨てなかった母親。
 なんて言うか、異常に感情移入しちゃってるんですが……。これでカレンが戦死でもしたら、本気で泣いちゃうよ!?


 しかし、カレンの「うっかり」の血は、母親譲りなのねー(笑)。
 以下箇条書き。

  • OP

 微妙なマイナーチェンジ。ストーリーはここから第二部って事でしょうか。

  • 姉妹

 コーネリアは一時戦列を離れ、エリア11の統治はユーフェミアに任せられました。
 彼女は愛しいユーフェミアにエリア11を綺麗な形で渡して楽をさせてあげたい、と言うラブコールを発しているのに、ユーフェミアはスザク頼りにしているようです。
 あぁ……もうユーフェミアの心の一角をスザクが占めていると知ったら、コーネリアはどんな反応するんだろう。
 やっぱり、「愛しい娘を嫁にはやらん!」的な気持ちなんでしょうかね。
 スザクに親衛隊百人抜きとか、生身でナイトメアフレーム百体抜きとか、普通にさせそうで怖い。

  • 猫猫生徒会

 来たぞ! 猫祭りだッ!
 割とあっさり流されましたが、ミレイ会長とシャーリーがさりげなくセクシー! 会長、一生ついて行きますにゃーんっ(死ネ)!
 そこでおとなしめなニーナは、何とユーフェミアに恋慕な雰囲気!? そっち方面は全然おとなしくないねっ(ヲィ)!

  • 過程か結果か

 黒の騎士団のやり方を肯定するルルーシュと、批判するスザク。
「法では裁ききれない悪を裁いているなら意味がある」と言うルルーシュに対し、「悪を裁きたいなら警察に入ればいい。機能していないなら変えればいい」と言うスザク。寄る辺無き断罪は一方的な自己満足にしかすぎない、と。
 しかし、すでに「軍が居場所」となっているスザクは、ルルーシュが言う所の「しがらみ」に取り込まれてしまっている。
 ユーフェミアが寄せる信頼さえも、「イレヴン」「皇族」「総督の妹」としがらみだらけ。最終的に描かれるべき答えは、果たしてどちらか。
 過程は結果を助けるのか、はたまたその逆か。

  • オレンジ事件

 あ、事件名もオレンジで認知されてる(笑)。
 事件に学生の関与が認められ、捜査の手がルルーシュにもやっと伸びてきそうです。しっかり、頑張ったってオレンジだしなぁ(笑)。
 このオチがヴィレッタと結婚→オレンジ畑を耕すなんて事になってたら、もはや笑うしかない。

  • 判決二十年

 カレンの母親に下った判決。薬物使用で法が適用されたようです。エリア内は治外法権(?)と言うか、もしかしてブリタニアの法律で裁かれている?
 より混迷を増す情勢の中、彼女に下った判決は良かったのか悪かったのか。


 次回は純国産ナイトメアフレーム紅蓮弐式登場!