『コードギアス 反逆のルルーシュ』stage 3「偽り の クラス メイト」
新宿でクロヴィスから情報を引き出し、殺害したルルーシュ。「力」の使い方を学習し、さらに同じアッシュフォード学園のクラスメイトだったカレンの疑惑を回避する。
だが、クロヴィス殺害犯として逮捕されたのはスザクだった。
物凄く簡単にストーリー説明その二。
衝撃的とも言える、ルルーシュとスザク、二人の主人公の顔見せが終わり、舞台はアッシュフォード学園に。
ルルーシュ、カレンのバックステージが徐々に明かされていきます。
この二人は、
- 兄妹の関係
- 日本人とブリタニア人の間のポジション
- 強力な後ろ盾の存在
と言う三つの共通点が配されてます。後は、学園内での二人の猫の被りっぷりでしょうか(笑)。
カレン、顔が変わってるしっ! ルルーシュ、四月一日になってるしっ! それと言うのも、ミレイさんの声が大原さやかなのが悪いんだっ! 侑子さんじゃないかぁっ(笑)!
もはやシリーズ後半ではもう、こう、くんずほぐれつみたいな人間関係が予想される設定で、個人的には今から興奮気味です。
シャーリーとカレンは、どちらがナナリーのお義姉さんになるんでしょうかね(ヲイ)。
以下箇条書き。
- 「力」の制限
手に入れた「力」は「同じ人間には二度と効かない」と言う状況によっては非常にやっかいな制限つきでした。
一話のように殺害だけなら何でもないですが、今回のカレンに対する隠蔽トリックのように咲世子を利用する事は二度とできません。
能力をどこで使うのか、命令した人間はどうするのか、など、色々な状況が作れそうな設定です。
- 歴史
歴史の授業にうんざりしているカレンの態度や貴族による統治のメリットを授業でやっている事から、やはりブリタニアに都合のいい歴史を勉強させている模様。
これぞ敗戦国に押し付ける勝者の歴史。
- C.C.の謎
クロヴィス達が皇帝からも隠して実験をしていたC.C.。七年前のブリタニアの日本侵攻にも居合わせたらしく、しかもその時から年をとっていない。
もしかして、彼女が授業中に行っていた「偉大なる女王〜」みたいな感じで言われていた人間だったりするんでしょうか。とすると日本侵攻も、むしろ彼女の確保が目的だったのか。
- 純血派
クロヴィスが死亡した事を利用して、権力を握ろうとするジェレミア。
今回のスザクが犯人にされたのも、軍内部からスザクのような日本人を排除しようとする陰謀なんでしょう。
でも、何でコイツにはこんな小物臭さが漂ってるんだろう……? あの前髪のせい? それとも横にいるヴィレッタのキャラデザがアルシオーネ(by『魔法騎士レイアース』)っぽいからでしょうか?
どちらもその、小物で終わりそうでですね(笑)。
- 水着授業
思考はおじさん入ってる、ミレイ会長の趣味イベント。えー……。会長、一生ついていきますぜっ! うぉーッ!
- 作品の根底にあるものは
『コードギアス』はよく反米思想が色濃く出ていて不快だと思う人も多いのですが、むしろ根底のあるものはもっと別のものだと思うようになりました。
それは、「夏休みが終わる無常感」。
一ヶ月間もの間、学校から開放される長期休暇。しかし夏休みは八月が終われば確実に終わり、新学期には学校に登校しなければならない。
どんなに「時よ戻れ」と叫んでみても、夏休みは確実に終わってしまう。
作中では、日本がブリタニアに侵攻を受けたのが八月十日。日本は一月と抵抗持たず侵略された事になっています。
これはずばり「日本の夏休みの終わり」と言う事。
さらに一話ではちょうど日が沈む黄昏時で、これから長い夜がやってくる事を暗示しています。反逆しても、夏休みは終わる。終わってしまう。
そんな日本人共通の切なさが作品の根底にあるから、むしろ反米思想なんかが際立ってしまうのではないでしょうか。
とりあえず反抗にもならない反抗をしてみる、学生みたいな心境で。
次回はルルーシュのスザク救出作戦!