『魔弾戦記リュウケンドー』第39話「光の翼が星に舞う」

 第三クールラストの相手は、軌道上の魔的衛星グレンスター!グレンスターを撃墜するため、剣二と白波の共同作戦が開始される。
 剣二ではなくあえて白波がグレンスター撃墜のため宇宙に向かうのは、戻ってこれる保障がまったく無いため。
「死んでも泣く人は誰もいないから」とは白波の言ですが、しっかり剣二が「何かあったら泣く人がいる」とフォロー。
 そして、爆発の中でゴッドリュウケンドーリュウジンオーががっちりと握手! グレンスターを撃墜して、大気圏に突入して黒コゲになった剣二と白波も、それをネタに口喧嘩できるほどに距離が縮まり、もう立派に魔弾戦士の一員だ!
 一匹狼的キャラクターが主人公達の仲間になるのは王道ですが、『リュウケンドー』の場合は独特の生活感(一匹狼でもネギを買って自分で料理)から、子どもとの触れあい、自警団への稽古としっかりと白波側を描写してくれてるのでラストの感動もひとしお。ザンリュウジンや、天地指令の心境を考えるとそれも倍増です。
 

 しっかし、『カブト』のマスクドライダーシステムが宇宙に行くより魔弾戦士が宇宙に行く方が違和感無いのはどういう事なんでしょう。魔弾戦士は「勢いで何でも有り」的空気が漂ってるからか? 剣二は運命を掴んでると言うか、変に愛されてる雰囲気ではありますが。
 以下箇条書き。

  • グレンスター

「いい加減お前ら協力しろ!」って事で(?)、ジャマンガ幹部全員の力を結集して作られたグレンスター。それでも仲が悪いのはご愛嬌。
 衛星軌道上から悪口だけでも感知して攻撃してくると言う恐るべき人工衛星ですが、そのビジュアルはあのジャマインドそっくり(笑)! Dr.ウォーム、そんなに好きだったのあの象さん!
 ジャマインドはDr.ウォームのペットと言う設定もありますが、第三話で利用したあの機関車はジャマンガのある幹部が廃棄したものの再利用したと言う設定があります(DVD参照)。
 魔的メカ、と言うからには同然ブラッディなので、時を超え、Dr.ウォームとブラッディのコラボレーションが今ココに実現!
 で、レディ・ゴールドは一体何をしたんでしょうか(ヲイ)?

 新たに手に入れたライトニングの力。最強のサンダーキーから進化しただけに、その力で宇宙も飛行可能と言う地球→宇宙と言う分かり易いパワーアップでした。
 しかしそんなパワーアップも、大気圏突入の摩擦熱(厳密な意味では違うらしいと言う話も聞きますが)は完全に遮断できなかったようです。
 そもそも魔弾戦士が宇宙に行くと言う事そのものが想定されてなかったかもしれないので、その意味では剣二達は凄い事に挑戦したことになりますね。
 獣王達を盾代わりに大気圏に突入しても、途中で帰られそうですし(笑)。


 次回はニセ魔弾戦士登場!