第24話「復活のヤプール」
ついに来た! ヤプール、復活ッ!
今回のストーリーの位置付けは、劇場版『メビウス』の後日談、と言うか劇場版が第23話の後にくるエピソード、と言う方が正しいか。
余談ですが、ゲーム版は劇場版のさらに前のエピソードとしてつながるらしいです。
GUYS市民感謝デー。それぞれの隊員が得意分野を活かし、市民と和やかに交流を深めるイベント。施設紹介、航空ショー。怪獣紹介にリムエレキングと、すべてが順調に進んでいたイベントは、ミライをピンポイントで狙うヤプールの囁きで一変!
ミライが滝みたいに(笑)涙流した後だったので、ギャップが余計に酷い。
今回、ミライの激昂っぷりが簡単すぎると言うか、怒鳴りつけたりするのはあまりにやりすぎ、と言う印象を受けましたが、よくよく考えると、ミライはヤプールの囁きと市民の異常が皆が感じている事だと思っている。それはウルトラマンの認識能力を騙す程の能力をヤプールが備えている証左であり、恐ろしい事実なのでしょう。
洗濯物のシーツやチョークで描いたウルトラマンの落書きが「白」であるぶん、降りしきる赤い雨に染められていくところが不気味で不気味で。
リュウの体を乗っ取って、ミサイルに細工、爆弾設置、ミライにすべての罪を着せた挙句、その上ミライ=ウルトラマンに守るべき地球人を殺させようとするところなんかがもうえぐいえぐい!
雑誌のインタビューで、劇場版ではヤプールの「強さ」を、TV版では「狡猾さ」を描いていくと言う事でしたが、それは十分に成ったと思います。
とにかく、復活戦としては最高にして最悪の印象を視聴者に植え付けたヤプール。次回以降の陰謀は!?
以下箇条書き。
- 光の星
ヤプールの復活にメビウスの援護に向かおうとするタロウに、「一人きりではないからしばらく見守ろう」と言うゾフィー。
ただ、ここでのタロウの言い分を聞いていると、ヤプールに干渉した「何者か」の姿が見え隠れしているようで。この「何物か」がラスボスになるのか。
- 二人の隊長
サコミズ隊長が総本部に出張していると言う事で、「一日隊長」に任命されたリュウ。最初は乗り気で無かったものの、不思議と隊長の貫禄に溢れている感じです。
GUYSのメンバーに誰よりも愛着と執着があったからこそ「今のチームは胸を張ってウルトラマンと共に地球を守っている」との発言でしょうか。ヤプールに憑依されても、「心の炎=メモリーディスプレイ」を撃たせる精神力といい、流石防衛隊=地球人代表。
さらに今回、ヤプールに憑依されたリュウの正体を見破ったサコミズ隊長。いきなり出てきて、もう、おいしいところ持っていくんだからぁ(誰だよ)!
- ファイヤーウインダム
新たに強化されたウインダム。あ、データにゼットンがある! 一兆度? 一兆度かー!?
次回はジョージが変なノリにー!