『仮面ライダーカブト』「第25話」

 何だか、昭和の特撮の匂いがしてきた気がする。唐突なキャラクター登場シーンや、施設への侵入だとか。平成ライダーでやっても、違和感ばっかりで正直素直に楽しめなくなってきた気がする。
 まぁ、それはともかく。
 いよいよ開くエリアXの秘密。その部屋にあったのは、三十五年前の「1971年4月3日〜」から始まる大量のファイル。ワームのホルマリン漬け。新が「戦いの神」ガタックとして選ばれていた
そしてさらに地下に存在する謎の扉の奥に囚われている謎の男……。と、謎ばかり増えただけで終わりました。
 シャドウ介入に中断された調査。影山と三島との間に流れる不協和音。マスクドライダー計画調査のためにそれぞれ動き出す総司と新。仮面ライダードレイクこと大介の復活。ワームの新たな動き。総司の秘密と、中盤戦への動きがより加速していく感じのエピソードでした。
「1971年4月3日」は初代『仮面ライダー』放送日だそうで。何か狙ったものがあるなら、『カブト』世界は初代『仮面ライダー』のパラレルワールドZECTはショッカーか!)とかなりそうですが、これは単純にファンサービスの予感ですね。
『カブト』の設定上のキーワードは時間。そのためにクロックアップタキオン粒子なんてものを利用してるわけですが、三十五年前に新の名前がガタックの装着者として名前が書かれていたのはどういうわけか?
 そして総司が加賀美父に言った、「マスカレード――仮面舞踏会」とは?
 それにしても、散々ライダーである事を利用して秘密に迫る総司と新の二人に笑った。ガタッククロックアップしなさいよ(笑)!
以下箇条書き。

 悠然と銀行強盗の現場に現れて「本庁の気配りの出来る凄腕刑事」になった総司。お世辞を巧みに使って出世、というか上の物覚えがよくなっていく総司。……えーっと、もう、いいです。

 突然プールに飛び込んで、「オレは飛び込みでも頂点を〜」なんて言ってる神代。次回からは岬さんに擬態したワームとのコンタクトが待っているから嫌が応にもシリアスっぽいですが、ここでこれはちょっと……。歴代シリーズでも、トップクラスの馬鹿認定ですねっ(笑)!

  • 樹花の危機 

 ついに狙われた総司の弱みこと樹花! 総司がどう反応するのか、楽しみな事この上無し!

  • 復活したはいいけれど

 ふらっと風のようにらしく復活した大介。ゴンの事で因縁ある影山のピンチにもいい気味だと助ける気も無い所に、ドレイクゼクターの説得(?)と「風は誰にでも吹く」という自身の信念の下、影山を助けに入ります。
 しかし、二人がかりでも不利な状態で、せっかくクロックアップしたのにプットオンして装甲を戻すと言うある意味二度手間まで。なんていうか、扱われ方が不遇すぎます。
 それにキャストオフが明らかに物語のお荷物になってるような。キャストオフ→プットオンを連続して、装甲弾丸を連発するとかすればいいのに(周囲は大惨事ですが)。


次回はガタックエクステンダーがついに変形するらしいですよ!……それはいいけど、カブトムシライダーでブレイドを悠然と無視する『カブト』に絶望した!