昔連載されていたのをちょっと読んでいたので、興味を持って観に行って来ました。
もう、さすが押井守と言った感じです。戦後から昭和にかけての混乱期という時代とそこに現れた立喰師と言う人々との内面をリンクさせ、さながら一つの論文めいた内容でした。
さりとて、固い論文調の内容ではなく、スーパーライヴメーションと名付けられたまったく新しい手法とコミカルな演出により、まったき飽きずに終わりまで観る事ができました。
乙一、森岡浩之、沖方丁などの作家たちがキャストとして参加していたり、見所も一杯です。「チュカラー!」
民俗学とは、というより、学問とはあそこまでやるものだ、という事を強く見せ付けられました。