『西の善き魔女 Astraea Testament』第2話「子ヤギたちの行方」

 フィリエル、ロウランド家に助けを求め、ユーシスの手によりルーンは奪還。ルアルゴー伯爵にルーン保護の条件としてフィリエルにアデイルの側にいる事を、そのためにトーラス女学院への入学させられる事に。
 原作一冊分、漫画二冊分を二週でやってしまったアニメ版。展開はやっぱり早いけど、それでも原作の大筋を損なわずに全体を見渡した上で新しいシーンを追加してくれるところに、構成への意気込みが垣間見えます。
 キャラキターも、アデイル、フィリエルの女性陣の強いところと弱いところがしっかりと描写されているから、アニメで動くシーンがより魅力的なものになってると思います。もちろん男性陣も同様で。リイズ公爵とガーランド隊長の声の渋い事渋い事! やっぱり、こういうオッサン(失礼)がいると何だか落ち着くなぁ。何よりリイズ公爵の声がエロいよ、エロすぎるよ! さすが中田譲治。自分もあんな声で囁かれたい!……拷問は勘弁ですが。
 以下箇条書き。

  • 窓から指す光が綺麗。凝るべきところが分かってるスタッフさんが素敵。
  • おかみさん生きてたー! 一応分かってはいたけどやはり安堵。あれでオリジナル展開で死なれていたら、ほんとに酷い話。
  • 謎の黒衣の男達再び! と思いきや、ユーシス達でした。でもユーシス、なんでフードの下に帽子かぶってるの?
  • リイズ公爵、メニエール猊下に報告&火薬を献上。こんな序盤でこの二人の繋がりを提示とは、豪華な(ぇ)!
  • フィリエルとアデイルの仲が深いものに。劇中では省略されがちなこういうのを入れてくれると分かりやすいし、とても嬉しい。 
  • ルーンがフィリエルを必要としているのではなくその逆である事を指摘するルアルゴー伯爵。おぉ鋭い! ただエディリーンを引きずっているだけの男とは違うな(コラ)!

 次回からは女学院編に。シザリアに妙に期待しちゃうのは、自分だけじゃないはずだ!