ロン・グーラード『ゴーストなんかこわくない』

ゴーストなんかこわくない―マックス・カーニイの事件簿 (扶桑社ミステリー)

ゴーストなんかこわくない―マックス・カーニイの事件簿 (扶桑社ミステリー)

 読書マラソン2・四十六冊目。
 以下感想。
 広告代理店で働くマックス・カーニイの別の顔は、アマチュアの幽霊退治人(ゴースト・ブレーカー)が、数々の怪事件に挑む!
 面白いのが、何ともいい加減な魔法、幽霊現象の数々。
 生まれつきヒラメキで魔法や予知能力が発揮できたり、男が変身するのは狼ではなく本物の象だったり、テレビに映る霊はひたすら結婚を薦めてきたりする、このズレたセンスが本書のたまらない魅力です。
 がちがちの設定で固められたオタ向け魔法とは違い、むしろ特撮に近い自由さにアメリカっぽさを見ました。
 幽霊、まったく怖くないし(笑)!