『魔法戦隊マジレンジャー』Final Stage「伝説への帰還〜マージ・マジ・マジェンド〜」

マジレン』もついに完結。一年を通じて、「家族」「魔法」「勇気」のテーマの軸をブラさない、良質な作品でした。

  • 踏まれる! 

 絶対神ン・マに対してマジレジェンドで挑む五人。しかし父も敗れて動揺しているのと実力差が相まって、マジレジェンドはぼこぼこに。顔をつかまれ踏まれる踏まれる! いや、どちらかと言うと叩きつけられてるんですが。何となくそんな感じが。
 魔法力を喰われ顔だけ変身解除。何となく『響鬼』を思い出させる光景です。自分だけ?命からがら五人は撤退。

  • 踏まれる2! 

 諦めの色も濃い兄弟達。しかし、荒野の世界にも一輪の花が咲いている。「可能性は自ら作るもの」と戦意を新たにした所で、花が踏まれる! ン・マー!? 何してるのッ!! 朝から本気でびっくりして絶叫してしまった、こんな自分。

 魁、マジスティックソードとダイヤルロッドの二刀流でフェイタル・ブレイドを。炎の空間を作り出し、その上「マジーネ・ルルド」の呪文でン・マの腹から時間を吐き出させ現実世界へ帰還。前に使った呪文の効果をしっかりラスボスに使ってくるところが、マジレンのいいところ。

  • 皆々様総出演 

 ン・マの触手が襲いかかる! と、危ういところでマジエル様のハロー・ミラージュで触手が消滅。何とマジエル様、以前ブレイジェルが深雪に使った粒子化の呪文で難を逃れ、その上自力で復活!
「当たり前」の余裕っぷりがさすがはマジエル様。リンとスノウジェルも、後から見ればほとんど何もしてませんでしたが(をい)登場。
 地上に現れる深雪とスフィンクス。なんとバンキュリアが反旗を翻し、クイーンバンパイアの力でスフィンクスを助けたようです。ダゴンスフィンクスに破れ、ヒカル先生とブレイジェルもナイとメアの力で復活です。
 しかしこの復活、大丈夫なのか。二人は「不死身の力のおすそ分け」なんて言ってましたが、バンパイアが他人を復活させるって吸血鬼にするって事では?
 しかもナイとメアってバンキュリア状態では本来の二分の一の力なのに!(笑)

魔法戦隊マジレンジャー』ついに雑誌のインタビューなんかで言ったように、全員(メイン八人)家族になって名乗り上げ。
 家族の力を合わせて放つ「マージ・マジ・マジェンド」のマジカルパワーは絶対神ン・マでさえ喰いきれず、初の満足感を覚えながら消滅。っていうか、ウルザードファイヤー状態での「教えてやろう! それは〜」で始まる家族全員でのオープニングナレーションが熱すぎる!
 きゃーきゃー言いながら観ていた訳ですが、気になっていた山崎さんの出番がなんだか少なくてちょっと肩透かしをくった感も。これはあれですか。「インフェルシアの花嫁」を観ろって事ですか。
 降り注ぐ魔法の光。「生きとし生けるもの皆家族という魔法からのメッセージ」と、本来小さな家族のカテゴリーを一気にワールドワイドに広げたマジレンは凄い。

  • 一年後 

 全員のエピローグ。やっぱり最後まで兄貴は兄貴サラダでした。芳香はこれまで通りのようですが、料理にも挑戦してるようです。麗はマジトピアに嫁いだとか。え、婿入りじゃねぇの?(笑)麗の生活状況にほっとする勇が、初めて家庭人っぽい顔を。翼はプロボクサーに。
 魁はインフェルシアとの親善大使になって、勇の着ていた服を着て地上界とインフェルシアとのを往復してるようです。ってかあれ、何かの正装!?
 後、これだけは言いたい。ゾビル達に出番があってよかったー!(笑) 工事姿が妙に似合ってる! 第三部になってから、トードに喰われるぐらいしか出番なかったもんなぁ。いやぁ、よかったよかった。