『仮面ライダー響鬼』四十四之巻「秘める禁断」
「威吹鬼、死亡確認!」状態で生き返った? ザンキさんに、痛々しい空気のトドロキさん。
京介は京介で殺人疑惑が持ち上がり、もうオロチがどうしたって感じの四十四之巻。
- どこへいくのザンキさん
バケガニの群れに颯爽と突っこんで、ダイナミックに飛ぶ斬鬼さん。雷電斬震を決める姿はさすがの一言。しかしその体は確実に死へと向かって……。
リハビリに悩むトドロキさんを、再び弟子にするザンキさん。
マンツーマンでリハビリするその姿は、まさに誰にも入る事のできない絆の強さを感じさせます。今死ぬわけにはいかないと、何かの儀式を行うザンキさん。反魂の術、と公式予告には書いてあったんですが、そんな簡単に出来ていいのか反魂の術!?
- 京介、転校の真実
明日夢の説得にも応じない京介。偶然喫茶店で見かければ、そこで変なのに絡まれて。
何でも前の学校の同級生。しかもそこで明かされるのは転校の真実。
「運動神経無いのがバレたから転校した」
って、は、恥ずかしい男め! とこっちが思っていても、それを一番自覚しているのが京介自身。いきなりお冷やをぶっかけて、お約束の殴り合いに突入です。
- 陰陽環
これをつければ、鬼の力を持たないものでもシキガミ(公式表記)を操れるようです。つまりシュキさんの能力を得る事ができるわけですが、これを使われると現行のディスクアニマルの立場が無いんですが。ま、仮にもグッドデザイン賞をとったものを(疑惑とは言え)人殺しの道具にする事は出来なかったのか。
そうえいば、ディスクアニマルも鬼の力を持ってないと操れないのかな? みどりさんは一般人だけど技術者だから、例外?
しかしそれを巡って京介が暴走疑惑。陰陽環を盗み出し、それを使って喫茶店で絡んできた奴を殺してしまったようで。何より死んでいた方が驚きなんですが。まぁ状況証拠だし、井上脚本的にも京介は白で魔化魍の仕業かな……。
- 斬鬼死亡確認!?
体調不良をおして鬼へと変わり、ばったばったと烈斬で魔化魍をなぎ倒していく斬鬼さん。しかし胸を押さえて膝をつく斬鬼さんに襲いかかるバケネコ!威吹鬼さんが見つけた頃には、ザンキさんは全裸で死亡……! だがトドロキさんの病室には、いつもと変わらぬザンキさんの姿が。
むしろ自分は、あの時間帯にザンキさんが尻を出して倒れていた事の方に驚いてしまいましたが(をい)。「イブキさん、ひっくり返しちゃ駄目!」と顔を手で隠して指の隙間からのぞいていました。だってザンキさんの裸だよ!?(開き直るな)
- 嬉しかった所
軽々しくアイテムや儀式を登場させると、特に響鬼では安っぽくなるだとか、色々文句はあるんですが。今回嬉しかった所は、ヒビキさんがトドロキさんの事を「鬼と言うより頑張り屋」正確な評価をしてくれたところ。
「鬼である事が全て」なんて言ってるザンキさんの言葉よりも、ずっと説得力があります。あと、トドロキさんは「皆に愛されてる」とか。
キャラクターの解釈は難しいなぁなんて思う今日この頃。
- 次回は
実にストレートにザンキさん死亡するようで、実に凹む。脚本が変わって被害に遭った鬼のうち、ついに二人目の死亡者が……。