『仮面ライダー響鬼』三十八之巻『敗れる音撃』

 音撃が敗北し、ついに魔化魍側から攻めて来られる衝撃の一話。そういえば、脚本が井上敏樹から米村正二に交代です。剣のように、後半は複数の脚本家が交代で書いていく事になりそうですね。

  • アバン

 屋上でホイッスル吹いて練習にいそしむ明日夢ですが、よりにもよってもっちーの前で部長に戦力外通知。さすがに落ち込む明日夢ですが「たちばなでおしるこ奢るよ」と言いながらしれっともっちーの手を取ってます。もしかして、これが明日夢側からのもっちーへの初
コンタクト!?
 風景に紛れていささかの違和感もない京介に笑った。

  • たちばな

 必死こいて自転車こいでたちばなに先回りした京介は、相も変わらず嫌味っぷりです。なんかこの不快っぷりは、嫌な大阪のおばちゃんに似てるような気がする。
 ブラバンで合宿についてきいけない明日夢に憤慨したみどりさん、元ブラバン部のよしみで人肌脱ぐ事に。

  • ヨブコ

 初印象は「ギャー! 二足歩行鰐ーッ!」
 魔化魍って言うかB級ホラーの化物チックなデザイン。獲物を洞窟に吊るして体液をすするって所がまさにそれっぽいです。
 響鬼の装甲を解除する能力に、通常攻撃もろくに効かない固い外皮。鬼神覚声・音撃打・音撃射・合体音撃を含む音撃そのものが効かないと言う反則レベルの能力を前に、響鬼さん達は撤退。しかしこの撤退の仕方、何だか懐かしいなぁ。

  • 迷う人達

「挫折を知らず上から見下ろしてる」と香須実さんに言われ、弟子であるあきらとの関係に悩むイブキさん。
「あぁっザンキさんがイブキさんとっ?」と『ああっ女神さまっ』のサブタイトルのような悩みのトドロキさん。ウェディングドレスよりも、日菜佳さんよりも、やはり優先されるはザンキさん。
「胸の古傷が痛み始めた」ザンキさん。膝は? ねぇ膝は? と問い詰めたい事この上ないんですが、まぁそれはあっちに置いといて。悩む後輩と自分に依存する傾向がある弟子に、自立してもらいたい気持ちが胸をつきます。イブキさんは殴ってトドロキさんを殴らないところに、愛の差を感じます。

  • 合宿

 どことも知れぬ廃校で合宿開始の明日夢達。しかし補欠メンバーも集まらず、ブラバン部所属は明日夢だけ。ついでに京介も登場ですが、やっぱり無駄な嫌味はかかしません。
 ヒビキさんに相談し、少しずつ解決の糸口を見つけ出そうとする明日夢と並行して、みどりさんはアームドセイバーの解析。
 その結果、この前アームドセイバーを盗られた時に解析され、その情報を元に音撃を無効化する音波を放っているという事が判明します。
 くっ! トドロキさんめ余計な事を! と思いましたが、真に余計な事をしたのは鬼四人を変身不能に追い込み、散々好き勝手やってもう登場しなくてもいい帰った小暮さんだと思う(笑)。
 そんな合宿場に突然現れたヨブコとスーパーズ。京介はとっとと逃げ出し、明日夢とみどりさんは捕まってしまって響鬼さんは流血! よかった、生身の設定忘れられてなかった!(よくねぇよ!)響鬼さんが倒れたところで次回!

  • 次回は

 え? 京介が音角を手にして!? と公式を見て驚く。しかし来週はお休みで再来週?