『仮面ライダー響鬼』三十六之巻「飢える朱鬼」
マジレンの盛り上がりを観た後ではどうしても目劣りする感を拭えない『響鬼』。設定をすり合わせようとしてるようにも見られるんだけど、なんだかちぐはぐしてるようで逆に見苦しく感じるなぁ。
- 今週の京介
あきらの自宅前までやってきたかと思えば、無神経に弟子になった理由や鬼を目指す理由を訊ねてあきらの怒りをかいます。おまけにまた勝手に勝負(オロナミンC一気飲み)を持ち替えたり。
おまけに「鬼と学業を両立させようなんて甘い」とか明日夢のノートにケチをつけたりと、観ていてひどくうざったい事やってます。この時点で、自分は脚本と中村優一(京介役の人)の罠にまんまとはまってるんですがね!
京介は登場してきた時から分かってたんですが、明日夢やあきらに「分かりやすく」変化を促す起爆剤みたいな役目なんだか、あんまり目くじら立てるのも良くないんですが。
- 鬼の鎧
それなりに鍛えた者が身につけると、鬼に近い力が得られると言う鬼の鎧。変身忍者 嵐とかかっこよくないとか言われてますが、あれはあれですよ。鬼の鎧って言うから違和感が避けられないわけなんですよ。
というわけで、自分はこれから鬼の鎧の事を「鳥の鎧」と呼ぶ事にします。ほら、顔の部分がくちばしみたいだし(ヲイ)。
ノヅゴの前に敗北を喫する裁鬼さん。ヤマアラシ、カッパに続いての敗北です。もはや彼に栄光の光が差す事は無いのか!?
しかもその後に現れた鬼の鎧の刀で滅多切りに。あまりの負けっぷりに、朝から泣きそうに。
- 朱い鬼
華道教室の講師として働いているシュキさん。言葉の端々がそこはかとなく不適切だったり、ひったくり犯に火の鳥で攻撃したりとけっこう容赦ありません。
ザンキさんの師匠だったそうです。設定ではザンキさんの師匠は先代斬鬼さんだったのですが、トドロキさんのセリフを聴くと、裏設定ではちゃんとしているようです。そこらへんは次週でしょうか。
しかし鬼の鎧はあっけなく壊れてしまったし、この人は何がしたくて鬼の鎧を盗んだのか。鬼になる力を回復させるため?
そしてこの人の音撃武器がハープって……。物凄く見栄えが悪いんですが。とりあえず、鬼石も打ち込まない相手に接近もしない音撃では、効果が薄いと思うのですけど。
もう顔のデザインについては何も言えません。朱鬼のデザインはどこもかしこも格好悪くて(ヲイ)、もはや顔だけでは何も言えません。
火の鳥を発射したり、音撃武器(音撃弦 鬼太樂)を何も無い場所から出したり、脚本は鬼を超能力者か何かと勘違いしてるのではないだろうか。
- 重箱の隅
裁鬼さんが刀で斬られた時に火花。鬼ってあれ生身なんですが。
ザンキさん、膝の傷は問題ないが、本当に危ないのは胸の古傷。あれだけ膝痛そうだったのに……? 変更するにしても、する意味がよく分からない。
いきなり出現するスーパー童子と姫。
セイジガエルを探索に出したとたんに当たりを持って帰ってくるルリオオカミが何だかチグハグ。
轟鬼の変身鬼弦が腕から飛んでいく。555のベルトじゃあるまいし。なんでそれだけで頭部の変身が解除されるのか。
ザンキさんがディスクアニマルを素手で使ってる!?
- 次回は
次回はついにザンキさん復活! そのまま恒常的に鬼になるのか、それとも一時的なものなのか。個人的には後者を希望。