『仮面ライダー響鬼』三十五之巻「惑わす天使」

 相変わらず泣きたくなる響鬼。これから面白くなる、と思いたい。でもこれから面白くなったって今更のような気がする。「ボロボロだぜ、ほんとに」

 装甲響鬼の鬼神覚声でウワンを倒す響鬼さん。でも、正直この鬼神覚声のビジュアルは格好悪いなぁ。

  • OP

 前回あまりにやる気が無かったので触れなかったOP。どうやら中盤は毎回バトルシーンが挿入されるようで。しかしどうにも超星神シリーズっぽいなぁ。鬼のスーツがたくさんあるのは嬉しいけど、ただ一列に並んでるだけだからショッカーの戦闘員みたいだ。

  • 凄い違和感

 ウワン戦闘終了後に頭だけ変身解除して話し合うヒビキさん、イブキさん、トドロキさんの三人。街中でこの格好って目立つだろうに、まったく意に介さず話し合う三人の姿に凄い違和感。さらに話してる内容にさらに違和感。なんだか傲慢ちきなヒビキさんに、それに追従してるイブキさんって。
 ま、一番の違和感はこの三人がいつもいつも出張ってくる事でしょうか。

 以前にオドロキさんが「女性には常に優しく接するべし」と心得を言ってましたが、あれはザンキさんの教えだと言う事がこんなところで証明されまました。
 てかザンキさん、「それこそ、鬼のようにな……」って、ちょっと意味が違います!(涙)
 トドロキさんにインカムで指示を与えるも、いきなり「抱きしめろ!」では成功するはずもなく、水をかけられて追い返されるトドロキさん。立ち尽くすザンキさんが哀しい……。

その一「明日夢
 結局、もっちーが京介とつきあってなかった事に一安心の明日夢。トイレで「よっしゃぁ!」と叫ぶ気持ちは分かる。よぉぉく分かる。しかし明日夢よ、お前今までそんなはっきり自分の気持ちを自覚してたか?
その二「イブキ」
 最初はプライベートを鬼の戦いに持ち込むトドロキさんを批判するも、香須実さんが見知らぬ男と抱き合ってたのを見てがっくり落ち込むイブキさん。烈風が情けない音になるのが虚しい。しかも、尺も無くあっさりと問題は解決。抱き合ってたのはおやっさんだったようです。うわぁ、扱いが適当だー!
その三「トドロキ」
 ヒビキさんの励ましも受け、自分にできる事をやる事にしたトドロキさん。で、何をやってみたかと言うと……。

  • 結局は食べ物?

 たちばなでうどん打って指輪をプレゼントしてとりあえず仲直りをしたトドロキさんと日菜佳さん。しかし、日菜佳さんがリクエストした「光り物」って、指輪じゃなくてお寿司だったようで……。何だこの食欲二人組。

  • 音撃打

 装甲響鬼での初音撃打。はいいものの、なんでこんな所で大太鼓を叩くシーンが挿入されてるのでしょう。どうせやるならもっと大型の魔化魍にしとけばよかったと思うのは自分だけなんでしょうかね。

  • ザ・ストーカー

 狙いを明日夢からあきらに変更したらしい京介。なんと、あきらをマンションの近くからのぞいている姿は、まさにストーカー以外の何者でもありません。もういいよこいつ、どっか行ってくれ。

  • 次回は

 ネタバレサイトでは凄まじい衝撃をもたらしたビジュアルの朱鬼が登場。道を外れた鬼、女性の鬼、ザンキさんの師匠! と燃える要素満載のはずなのに、どうして脚本でこんなに不安になるんだろう。