アン・マキャフリー『だれも猫には気づかない』
読書マラソン15冊目。7月に入るまでにもう5冊読みたい。
- 作者: アン・マキャフリー,赤尾秀子
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2003/02/23
- メディア: 文庫
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先見の明を備えた摂政が国のために講じたとっておきの秘策、それが摂政の飼い猫ニフィ。彼女(♀です)が重要文書の承認や、何と主人である領主の妃候補との仲を取り持ったり、敏腕っぷりを発揮するストーリー。
しかしこういう『三毛猫ホームズ』シリーズみたいに頭のいい猫ってのは、どうして皆♀なんでしょうか? みんな女の子(違)に幻想持ちすぎだよ! とか思ってもみたんですが、やっぱりこういう人間以上に頭がよくて知恵の回る猫というのは、♀の方がいいですよね。だって、お腹とか撫でてたらもうスベスベで(ry
話を戻して。
ストーリーは軽妙で、読みやすいです。中盤はニフィの出番が無くてちょっと寂しいですが、後半では色々大活躍してくれます。
それにしても、タイトルは『猫は誰にも気づかない』とありますが、誰も気がつかないわけ無いだろうという大活躍。しかし、その実超然としたニフィが何を考えているのか誰もが分からない、言い得て妙なタイトルだと思うのです。