『SDガンダム三国伝Brave Battle Warriors』第三十三話「冀州百万軍」

 以下感想。

水鏡先生、その足

 水鏡先生、キャタピラっすか……ッッッ!?
 と、ヤンキーの舎弟が如く驚いた。今更ながら、あの世界の進化の過程はどうなっているんだ。

真に恐るべきもの

 易京楼の堅固さに頼る劉備を諌める水鏡先生。冀州百万軍の真の恐ろしさは数では無く、それを手足のように操る二人の軍師、沮授と田豊にあるのだと。
 今回はまさに、その軍師の残虐な策略がその威力を発揮するエピソードでもあり、それは十分に理解できるのだが……。
 ……あれ? 袁紹は(ヲイ)?

恐ろしき軍略

 烏丸の残党兵を使い、易京楼の城壁に土嚢を積み上げさせる。
 しかし中に詰まっていたのは土では無く、火薬! 沮授は土嚢が積みあがったのを見てとるや、何と烏丸兵ごと火薬に火を放ち大爆発させるのだった!
 自前の兵隊を一切使わず、烏丸兵を完全に使い捨てとしか見ていない恐怖の策略! 後ろに下がれば命が無いと脅される烏丸兵が哀れとしか言いようがない……。

炎の中に地獄の修羅が

 城壁を火薬で吹き飛ばされ大打撃を受けた易京楼。しかしそこに炎の中から、駄目押しの呂布隊が現れる!
 それぞれのセリフと必殺技の連発で、公孫瓚のアニキを守る為に立ち上がる健気な部隊兵達を次々と撃破。さらには公孫瓚のアニキ本人も、呂布の圧倒的な武力の前に乾杯する。
 後に残ったのは、崩壊した易京楼と部隊兵達の屍。そして地獄の修羅だけだった……。 
『三国伝』屈指の戦場エピソードとなった今回の脚本は、やっぱり岸本みゆき。ちょっとこの人、気合入りすぎじゃないの!? と言うぐらい衝撃的な一話だった。