川原礫『アクセル・ワールド(6) 浄火の神子』

アクセル・ワールド』第六巻。
 以下感想。
 加速研究会とクロム・ディザスター。二つの脅威を目の当たりにした加速世界で、ついに開かれた七王会議。
 しかし加速研究会は現状維持のまま、むしろ槍玉に上がったのはクロム・ディザスターをその身に宿すシルバー・クロウ=ハルユキであった。
 浄化と呼ばれる完全解除が行われなければ、加速世界の賞金首として狙われる定めとなったハルユキ。それを回避するため、浄化を操る事の出来る元ネガ・ネビュラスメンバーであるアーダー・メイデンを封印から解き放つ
と言う大きな試練が課される事になる。
 リアルでの黒雪姫とのいちゃいちゃぶりと反比例し、加速世界でどんどん首が締まっているハルユキにちょっと吹いたw まさにこれぞリア充爆発しろ的な報いの受け方か。
 そんなハルユキは、加速研究会との戦いをよそに、王同士で最後の一人になるまで戦う、と言う攻略条件と並ぶもう一つの加速世界の攻略方法である帝城攻略、と言う戦いに。
 現実世界で言う所の皇居に相当する場所だけに、現実/加速両世界にとって大きな謎となるこの場所。勢い余ってこの「中」に突入してしまったハルユキを待つのは……?
 ここでクロム・ディザスターを解除するのも、加速研究会が絡まないのもアレなので、次巻は、これらが絡まって凄い事になっていきそうな予感。