『サマーウォーズ』関連本二冊感想

 もう冬だよ! 『サマーウォーズ』のコミカライズ/ノベライズの感想を。
 以下感想。

上田夢人サマーウォーズ キング・カズマVSクイーン・オズ(2)』

 カズマがキングとなるまでを描いたコミカライズの完結巻。
 舞台はいよいよ長野の栄おばあちゃんの家へ移動し、佳主馬のクラスメイトに一族(全員では無いが)の加勢を加えたオールメンバーでの最後の戦いが描かれた。
 あのアバター・ナツキが薙刀を持ってバトル! と、地味においしい画が登場。
 そして渡と若宮さんが二人蚊帳の外で、そこがまたニヤニヤニヨニヨ出来るオイシイ所だったり。

土屋つかさサマーウォーズ クライシス・オブ・OZ』

サマーウォーズ』の番外編ノベライズ。そう言えば発売日がスニーカー文庫なので八月一日で、本編上映日と栄おばあちゃんの誕生日と合わせてあってニヤニヤしてたなあ、と思い出す。
 時系列は本編の三か月ほど前。ひょんな事からトラブルに巻き込まれた佳主馬が、リアルとOZのそれぞれで、家族の助けを受けて解決に動いていく。
 本編同様、栄おばあちゃんの存在感が凄かったり、理一さんが相変わらず「ちょっと、言えないところ」だったり、作者の人が本編スキーなのがよく分かって読んでて嬉しくなる一冊。
 実は佳主馬を陰でサポートしていた『KK』と言うキャラが、実は本編の……と言うサプライズもあり。
 本編とのつながりを考えると無いなーと思わなくもないが、ノベライズの展開的にはオイシイのでオッケー!