epic 24「ミラクルアタック・ゴセイジャー」

第一感想

 スーパーゴセイジャー誕生!
 パワーアップ姿初登場回とあってか、アクションやCGも気合が入っていていい一話だった。
 それにしても、回を追うごとに、武レドランが可哀想な事に……。
 以下感想。

ブロッケン妖怪のセマッタ霊

 今週登場の幽魔獣は、ブロッケン妖怪のセマッタ霊。
 元ネタになったのは大気光学現象のブロッケン現象ながら、その元ネタを見事に体現したデザインと昆虫の融合が秀逸のビジュアルの幽魔獣だった。多分『ゴセイ』世界では、実際のブロッケン現象とは別に、コイツが悪戯していたのだろう。
 幻を操り、劇場版の復活ウォースター軍団に合わせ、復活幽魔獣軍団を操ったのも特撮的にはおいしいポイントだった。
 そんなセマッタ霊の趣味は、公式HPによると、

趣味/単独登頂

 との事。
 え、何その意外と爽やかな趣味(笑)!?

演技派、武レドラン

 アバレヘッダーの封印を解けるのは、護星天使のみ。そこで武レドランは一度ゴセイジャーに敗れたふりをして姿を隠し、ゴセイジャーがアバレヘッダーを引き抜いたスキをついてアバレヘッダーを奪う!
 さすが武レドラン! 卑劣! 卑怯! 汚い! だがそんな悪の知性に憧れるゥ!

分からないなら聞きに行く!

 ゴセイナイトが引き合いに出す、一万年前の護星天使にすら扱えなかったためアバレヘッダーと呼ばれ、封印される事になったヘッダー。
 アラタも武レドランの制御も受け付けず、暴れ回るアバレヘッダー達。
 しかし、単に武レドランにも抵抗しているのだから、単に暴れたいわけではないらしい。では何故、本来の味方であるはずの護星天使にすら攻撃を仕掛けるのか?
 そんな疑問を感じたアラタは、「分からない時は聞けばいい!」と、武器を捨て、真正面から聞きに行く! ちょ、何してるのそこのスカイックー!
 戦闘中のまさかのネゴシエートに、ついにアバレヘッダーが心を開く。
 自分の強すぎる力を自分でもコントロール出来ず、そんな自分の力で他人を傷つける事も恐れる、本来の優しい心に触れたアラタに呼応し、ついにミラクルヘッダー達が覚醒するのだった。
 こういう理解の仕方が、何と言うか浮世離れしていて、実に天使。ゴセイレッドマジ天使、みたいな感じだった。

スーパーゴセイジャー

 アバレヘッダーが真の姿を現したミラクルドラゴンヘッダー。そして封印されていた残りの四体のミラクルヘッダーがゴセイジャー達に装着される事で、奇跡のスーパーゴセイジャーが誕生する!
 オーソドックスと言うか、一見格好良く見えないプロテクターながら、気合の入ったアクションとCGで妙に格好良く見える罠。
「護星天使とヘッダーは、共に戦うパートナー」と言う設定を体現した姿、と言うのもあるんだろうな。
 よくよく考えると、ゴセイヘッダーが乗り物をトレースして体を作る理屈と同じ理屈なのか。ミラクルヘッダーがゴセイジャーをトレースして、ゴセイテクターを形成している?
 意外とキュンとくるキャラクターのミラクルドラゴンヘッダーに、ドラゴンヘッダーがピーンチっ(笑)!

武レドランの一言

武レドラン「アバレヘッダーにそんな力は無かったはず!」

 武レドランの一言だが、非常に意味深な一言。
 単に、ミラクルドラゴンヘッダーを無理矢理従属させていた時には、そんな能力は発言しなかった、と言う意味なのか。はたまた……?
 ミラクルゴセイヘッダーをゴセイジャーに渡してしまったせいで、膜インと筋グゴンの不興を買って「オシオキだべ〜」な事になってしまった武レドラン。このまま、武レドラン転落か? あるいは巻き直すのか? 

次回は

 モネの母親登場! そしてついに、サブタイトル、アグリだけハブ……(笑)。