第25話「Pの遊戯/人形は手癖が悪い」

ストーリー

 亜樹子の前にリコと名乗る少女が現れる。彼女に依頼され(?)とあるマンションへ向かう亜樹子。
 だがそのマンションの住人に、何と人形が襲いかかるのだった。

第一感想

 今回の『W』は、まさに怪作!
 あの人形の絶妙の気持ち悪さとコミカルさに加え、亜樹子が前面に出張っているのだからホラーなんだかコメディなんだかもう訳の分からない奇妙な面白さが画面から迸って来て困ったw
 以下感想。

ミステリアス・風都

 翔太郎、風都はもうそんな生温いレベルじゃない(苦笑)。

新たなガジェット

 事務所にフィリップ宛てに送られてきたのは、新たなギジメモリとガジェットの設計図。送り主は、シュラウド。
『555』のパワーアップアイテムが郵便で送られてきた時同様、またこんな手段が(笑)。
 竜の前には姿を現せても、フィリップの前には姿を現したくないのかシュラウド。ビギンズナイトの依頼人がシュラウドだとしたなら、それもありえる話だが……。
 何にせよ、今回フィリップはこのガジェット制作にかかりきり。バットメモリなんかも、こんな風に作ってたのね。

少女・リコ

 まさに人形みたいな女の子。可愛らしいっちゃ可愛らしいのだが、あのシュラウドもびっくりの瞬間移動演出のせいで恐怖が先に立つw
 あ、やっぱりこの娘も風都の女だ。

呪いの人形

 今回の主役は、やっぱりこの人形!
 アクセル、そしてダブルの二大ライダー相手に大立ち回りを繰り広げる姿は、まさに恐怖。いや面白いんだけれども、やっぱり恐怖。
 車を運転したり、突然ナイフを突き出して来た時には背筋が凍った。
 しかしこの人形、まだまだ何かあるようで……。単なる呪いの人形以上の意味が、この人形にはある(いや、呪いの人形じゃなかったのだが)?

娘と娘

 今回、亜樹子がメインキャラである理由が、親の愛、と言うファクターがあるからだろう。
 主人公サイドで、名探偵の娘、と言う親子属性を持っているのは意外にも亜樹子だけ。
 当初は娘にガイアメモリを使わせ、ドーパントにしている、と言う『W』史上最悪の展開が待っているかと思いきや、どうもそのコースは回避されたようでほっと一安心。
 リコと堀之内と言う親子の関係に、名探偵の娘・亜樹子がどんな風に事件を解決していくのかに期待。

パペティアー・ドーパント

 今回の事件の犯人だったパペッティアー。その能力は、人形を操る事。前回のライアーに引き続き、また特殊能力系メモリか。ま、思いっきり弱そうなビジュアルだもんなあ、あれ(笑)。どこをどう見ても、腕力には期待できそうにないw

井坂先生の変態クリニック

 探偵事務所組や警察組が呪いの人形騒動でわあわあやっている間に、シリアス一直線なのが井坂先生の変態クリニック。
 いつの間にか冴子の心をすっかり籠絡し、その相談役的ポジションに収まっている井坂先生。冴子が若菜に不満を持っていると知り、今度は若菜にもカウンセリング。巧みな話術で、若菜からドライバーを渡すように仕向けてしまう。
 園咲パパでさえ警戒する強力ドーパントである井坂にドライバーまで渡れば、もう何が起こるか想像もつかない。
 ミュージアム組の今後は果たして。  

次回は

 名探偵の娘・亜樹子が走る! その時、彼女も立派に仮面ライダーになるのだった。自転車的な意味で。