『アスラクライン2』EX026「選択の歯車」

ストーリー

 除泄白キとの決戦を迎えた智春。しかし、除泄白キに戦いの最中イグナイターを奪われてしまう。その力により、新たな世界との門が開き、二巡目の世界は急速に非在化していていき……。

第一感想

 凄く綺麗に終わったー!
 あまりの綺麗な終わりっぷりにちょっと感動すら覚えたりも。
 以下感想。

障テ鐵・改VS鋼

 出力では障テ鐵・改が鋼を上回っている、と言うのがアニメでの設定。しかし智春と除泄白キとの操縦テクニックの差か、障テ鐵・改が終始不利だった。
 まあ、共に重力と空間を操るアスラ・マキーナ同士、外野が手を出せない決戦ではあったが。

奪われたイグナイター

 アニアが智春に運気を分け与えたせいか? と除泄白キに厭味を言われているシーンで不覚にも吹いたw
 でもそれはきっとアニアのせいじゃなくて、智春が不運過ぎてるせいじゃないかと。
 そして本当にそぐわない事だが、イグナイターの形が形なので、鋼に取り込まれるシーンが妙にエロイ(最低だ)。

朱浬さん復活!

 朱浬さんが本当にいい所で復活ー!
 除泄白キ達に押され気味の外野連中に喝を入れるその姿に、年下の男の子(智春)も釘付けだ。前を見ろーwww!

障テ鐵・改VS鋼 最終決戦

 氷羽子の魔力を吸い、ドウターと一体となった鋼に対抗し、同じくペルセフォネと一体となった障テ鐵・改。
 やっぱり、こうやって鳥つながりにするために、アニメではペルセフォネがクロエに変更になったのかな?
 ペルセフォネと一体化+焔月+秋希さんの二刀流と、アニメオリジナル部分と原作準拠の部分がうまく融合して、燃えるラストバトルだった。

選択の歯車

 初めは何も知らず、ただ巻き込まれただけだった智春。そんな智春の「世界を救う」と言う小さな選択の歯車が、大きな歯車を動かし、ついに世界の崩壊を救うに至った。
 と同時に、橘障汢・キを救い出し、操緒達をアスラ・マキーナから解放する、と言う目的も成就させた。
 最終話のサブタイトルとしては何か半端なタイトルだと思ったら、これを見たら得心。ある意味、これ以上のは無かったのかもしれない。

続いていく世界で

 二巡目の世界の未来をイグナイターの力で存続させた智春。だがその代償に、一巡目の世界の遺物は、すべて非在化していく事に。
 アニアは元通りのロリに戻った以外は(笑)大いに喜ばしい事であるが、しかし智春と嵩月の契約も無かった事に? 
 操緒が解放された事で、改めて三角関係復活!? 二人の美少女を前に大いに悩むのは理解できるが、やっぱりヘタレ童貞すぎる智春w
 それでも、嵩月の事は「奏」と呼び捨てにしているので、それでも少しは変わっている三角関係なのだった。

総評

 時間を終えて再開されたアニメ『アスラクライン』第二期。
 原作もほぼ同時期に終了したので、原作とのラストの違い、細かい設定の変更点も含め、楽しめた一クールだった。
 めっきょんめっきょん(どんな擬音?)動いているアスラ・マキーナや、サブキャラ達のその後もエピローグでしっかり描いている所も好感触。
 キャラも多くて構成も変わったせいで登場しなかったキャラがいたが、それだけが残念と言えば残念。しかし、いなくてもストーリーがちゃんと進んでいるのは、流石と言うか、残念と言うか(苦笑)。
 そんなのはともかく、キャスト、スタッフの皆さま、ひとまずお疲れさまでした!