第四十二幕「二百年野望」

ストーリー

 これまでアクマロが現れた場所を順番につなげていくと、この世を真っ二つにする形になっていた事に気がついたシンケンジャー。しかし時遅く、アクマロの野望は最終段階に入っていた。

第一感想

 いよいよアクマロの出番もクライマックスに。
 シタリからも「頭がおかしい」扱いされていたアクマロだったが、ついに十臓にまで「コイツ何言ってんの?」ってな目で見られていたのが非常に印象的だった。
 十臓にさえそんな目で見られたら、もう末期だなあ(笑)。まあ、十臓からしてみれば、「そんなのどうでもいいから裏正はどうした?」って感じなのだろう。何だか、自分の事しか話さないオタクのような奴だ(ぇ)。
 以下感想。

裏見がんどう返し

 シンケンジャーが気がついた出現場所の意図。そしてシタリも、ついにアクマロのやろうとしている事に気がつく。
 それは、場所そのものに悲鳴や苦痛でくさびを打ち込み、この世に地獄を呼び込む裏見がんどう返しの術であった。
 そう簡単にはいかぬと思ったら、アクマロの仕込みはすでに二百年も前から始まり、すでに最終段階にあった。気がついた時にはもう遅く、参謀役のシタリではもうアクマロを止められない。
 げに恐ろしきは、地獄に対するアクマロの憧れ。自分以外のどうなってもいいと思う奴は自然にいる資格が無いとは言うが、それが外道衆にも当てはまる所が皮肉だ。

源太の疎外

 アクマロの意図を調べるため、過去の資料を読み解くシンケンジャー。しかし源太だけは、資料がさっぱり読めもしない。あの千明でさえ、苦手だけど何とか読めると言うのだから驚き(コラ)。
 こんなところで、一人侍育ちじゃない事がクローズアップされる事になった源太。丈瑠とはまた別の方向で、「半端者」として十臓とつながっている源太。十臓が重要キャラクターとなっているだけに、次週の絡みが気になる。

今週の二の目戦

 クリスマス商戦も近いという事から(ヲイ)、毎年恒例の巨大ロボ勢揃いでござるの巻。
 シンケンオー→カブトシンケンオー→カジキシンケンオー→テンクウシンケンオー→ダイカイシンケンオーイカテンクウバスターと、久々の侍武装勢揃いは圧巻だった。
 やっぱり、初期の兜を装着する形の武装は安定感がある。ダイカイシンケンオーとかサムライハオーなんかが、いかに凄いかよく分かるw

裏正の秘密

 地獄だの何だの興味は無いと、予想通りすぎる答えを返す十臓。しかしアクマロの切り札は、十臓が欲する裏正そのもの。裏正は、十臓の家族で作った刀だったのだ!
 さすがの十臓もわずかに揺れる。二百年、人斬りになった十臓を止めたい止めたいと思い続けてきた家族を刀にして本人に手渡すって、アクマロが外道すぎる……!
 ここにきて訪れた十臓の「揺れ」。しかし十臓の事だから、金剛番長なみに「知った事かー!」とか言いながらアクマロ斬りそうだよなあ(苦笑)。

次回は

 ついにアクマロ、最後の日!? そして、源太と十臓。共に半端者同士の戦いにもついに決着?