第三十五幕「十一折神全合体」

ストーリー

 牛折神の車輪のディスクを使い、全てを折神を合体させる事を考える源太。しかしその使用は、あくまで慎重にと言う結論に。
 その頃流ノ介は、かつて自身が仲間と企画したものの、侍として戦うため投げ出す事になった公演の舞台にいて……。

第一感想

 侍合体にはテンションの高い流ノ介が必要不可欠! あの幻のおでん合体も、そう言えば流ノ介がやってくれた結果でした(笑)。
 役者さん、輝いてる、輝いてるよwwww
 以下感想。

フタガワラ

 ヌリカベの元ネタになったアヤカシ。その本性は二の目にあり、一の目の時溜めこんだ分で焦熱地獄を作り出すと言う。
 二の目が本性、と言うのは、脂目マンプクが二の目で姿が変わった事を連想させる。やはり上位と言うか、能力の高いアヤカシは二の目で姿が変わるのか……。
 と言っても、いきなり二の目が本性=一度死んでからが真骨頂、とか言われてもちょっと困るような気もするw
 コイツ一匹だけだとそんな事分からないので、やはりアヤカシは同種族がたくさんいる、と言う設定なのかな?

苦いショドウフォン

 何でも美味しく頂くフタガワラだったが、ショドウフォンだけは「苦い」らしい。モヂカラを扱う道具だけに、やっぱりアヤカシにとってはいいものではないようだ。
 しかし、千明の「ドロドロに溶けてなきゃな」とか言うのは、ちょっとシャレにならないw

外道達

 十臓、太夫、そしてアクマロ。それぞれ裏正と三味線を預け、変わりの武器を受け取った事で、ますますアクマロに足元を見られる事となった二人。
 しかしアクマロ本人も、普通の人間なら数年と保たずに「壊れる」はずの二人のはぐれ外道を若干特別視している様子。この二人を巧く使い、何らかの野心を叶えようとしているのか。
 外道達、特に十臓、太夫の二人が出てくると空気が変わる。
 ショドウフォンを取り返そうと千明が電話入れた時のギャグの空気が、この二人の登場で一気に変わったのが印象的。

二人の役者

 歌舞伎を盛りたてるため、若手だけで企画してきた公演を侍の使命のため投げ出す事になってしまった流ノ介。
 そしてその流ノ介を、裏切り者と責める新太郎。
 しかし二人は、そんな言葉では言い表す事の出来無い、役者として深い所でつながっていた「友」同士だった。
 面を被って名乗りもせず、新太郎のために舞う流ノ介。流ノ介と知り、責めもせずただ「いつか戻ってこい」と声をかけた新太郎。
 二人の役者魂にしびれた一幕だった。

流ノ介、復活!

 憂いを断ち切れば、後はいつも以上にテンション高い流ノ介がいるばかり!
 変身した時も水しぶきが上がりモヂカラが猛っている事を示し、合体した後には「こういうのは勢いです!」と勝手に全侍合体!
 もう、この人ってwwwww

サムライハオー、天下統一!

シンケングリーン「サムライハオーって……何?」

 そんな事を言われた最強合体ロボってのも珍しいが(笑)。すべての折神が合体し、サムライハオーがついに登場!
 榊原家の家紋が、「全」と「王」をかけ合わせた構図になってる意味がここで明らかに。
 しかし、あれ明らかに巨大過ぎる(笑)。なんて合体だよ! むしろ本体が武器の上に乗っかってる形で、何これどこのデンドロビウム? と言わんばかりの過剰武装。過剰過ぎて、一部の武装が使えそうにない(笑)。
 紅白歌合戦の大御所にも似た、まさに全合体にふさわしいロボの誕生だった。

次回は

 か、カレーで源太大人気!? 相変わらず、寿司以外の才能には愛されてる男……(ヲイ)!
 そしてスーパーシンケンイエローもようやく登場!