長谷敏司『円環少女(8) 裏切りの天秤』

円環少女 (8)裏切りの天秤 (角川スニーカー文庫)

『円環少女』シリーズ第八巻。
　これまで登場した魔法使いの中でもとび抜けた存在である神音体系の聖騎士、アンゼロッタが賢者の石を狙いきずなを狙い、公館との大戦争が始まる中、公館を離れメイゼルとも離れ離れになった仁が一人戦いに飛び込んでいく！
　しかしこのシリーズの常、仁ぐらいの男一匹が飛び込んでくらいで事態がそう簡単に収集がつくはずもなく。
　あたら生活臭くなった(笑)エレオノールの助けも借り、きずなとのド修羅場も乗り越えて、メイゼルとのド修羅場も乗り越えて、ようやくアンゼロッタに一泡吹かせる事が出来たと思ったら、今度は公館が炎上だ！
　怒涛の展開で自分達をさらっていく『円環少女』。しかし、シリーズものの宿命みたいなものだが、こんなに人間関係ドロドロになる作品も珍しい気がするw