第3話「Mに手を出すな/天国への行き方」

ストーリー

 翔太郎とフィリップの二人に亜樹子を加えた鳴海探偵事務所。
 そこに、ミリオンコロッセオにハマって性格が一変してしまった娘・優子を調べてほしい、と言う依頼が舞い込むのだった。

第一感想

 ペット探しで収入アップって……ちょっと現実的過ぎ(笑)!
 翔太郎は、ハードボイルドそうな依頼じゃないと引き受け無さそうだしなあ……。亜樹子は現段階ではちょっとうっとうしい子ではあるが、さすが探偵の娘だけあって現実的に事務所経営やっている、と言うわけなのか。
 以下感想。

ミリオンコロッセオ

 最近話題の都市伝説、ミリオンコロッセオ。しかし、こんなカジノよりも風都を走り回っている「半分こ怪人」の方が噂になるのは早い気もするw
 優子の羽振りの良さとは裏腹に、どうしようもないくらいの転落ぶりを見せる村雨の二人を見ると、最初は勝たせて、次に大勝負で相手から毟り取っていく、と言うお約束の経営方針らしい。
 大体、ギャンブルなんて親元が勝つから経営が成り立っている事が明らか娯楽につぎ込む人間の気が知れない。……と思ったが、それを言ったら、世の中大抵の娯楽が、そんなもんか。

「家族」でフリーズ

「家族」と言うキーワードを聞いた途端、フリーズしてしまったフィリップ。しかし、本人は自分がフリーズしてしまった事に一切気が付いていない。
 地球の本棚なんてあれば何でもできるだろう! と思わせるフィリップではあるが、フィリップ自身に関する事には、ある種の制限がかかっているようだ。
 若菜の声に夢中になったり、現在の園咲家と同じ家族構成だった幼少の記憶からすると、フィリップも元は園咲家の人間だったのか……?

マネー・ドーパント

 マグマやティーレックスに比べ戦闘能力は低めだが、その分、特殊能力に長けたタイプ、と言ったマネー・ドーパント。他人の命を吸収する、と言うのは、まさに特殊能力と言える。高額メモリであると言う事も、その証左か。
 それにしても、マグマ、ティーレックスと来て、いきなりマネーって……。『W』は本当、怪人設定に凝っている。

霧彦さん絶好調

 一介のセールスマンから園咲の家に婿入りと、逆玉の輿に乗って絶好調な霧彦。前回の全裸☆ガイアメモリ進呈式にも見事合格し、人生絶好調って感じだ。
 だが、そんな彼でも知らないメモリを持つドーパント=ダブルの出会いが、霧彦の野心をさらに燃やす事になるのだった……。みたいな感じになりそうでもある。
 少なくとも、いい死に方は待ってなさそうだなあ……。
 結婚準備は着々と進んでいるようで、次回はいきなり結婚式?

翔太郎の捜査能力

 相棒からはハーフボイルドだの呼ばれ、亜樹子からはスリッパではたかれ、若菜からは面白いくらいの馬鹿とまで言われて散々な翔太郎。
 しかし実際の捜査能力は中々確かなもので、ラジオの投稿からミリオンコロッセオの入口を割りだしたりと中々有能な所を見せる。
 そこは、かつて名探偵と呼ばれたおやっさん仕込みのものなのだろう。亜樹子を初心者扱いするのも無理からぬ所だ。
「街の涙を拭う、二色のハンカチさ」とうそぶく実力を認めざるを得ない。
 とりあえず、彼がどうにかすべきはあの女運の悪さかwww

家族か金か

 視聴者にこれでもかと言うくらいうざったくアピールしている亜樹子だが、家族の話題には敏感になる。
 これまでずっと父と離れて暮らしていた彼女だったが、やはりそこにも、何らかの理由があるのだろう。おやっさんが園咲家との戦いに娘を巻き込みたくなかった……とか。
 そも、亜樹子の方も父親の事を好きじゃないと、わざわざ風都までこないだろうし。
 次回は所長として、ミリオンコロッセオ壊滅に一役買う? 

次回は

 オラオラですかー!? ネタ多数(笑)の次回。
 ジョーカーエクストリームですかー!? YESYESYES!