上山道郎『ツマヌダ格闘街(6)』

ツマヌダ格闘街 6 (ヤングキングコミックス)

ツマヌダ格闘街 6 (ヤングキングコミックス)

ツマヌダ格闘街』第六巻。
 第六巻は、衛府(えいふ)流空手の使い手・鷹羽との戦いを迎えたミツルの修業期間が描かれる。
 この間に掲載される雑誌も変わったので、丁度よい一冊。もちろん、「単行本の続きがすぐ読める!」制度も変わりなし。
 衛府流空手は『エスパー魔美』のリスペクト。そのせいか、予知能力めいた能力を持っていたりと、明らかな強敵として描かれている。
 そんな強敵衛府流で印象的なのは、やはり創始者である師匠の、

何ごとも力尽くじゃあだめさ

 の一言。
 そうなのよ! そうなんだけど、それを日常生活で実践するのが難しいんだよね……。と言う嘆きに対し、見事に真正面から受けて立つドラエさんの修業も必見! な第六巻だった。