椎名高志『絶対可憐チルドレン(17)』
- 作者: 椎名高志
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/07/17
- メディア: コミック
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以下感想。
表紙
表紙はザ・チルドレン+悠里。ダブル・フェイスの出番は、やっぱりまだ先のなのねー(笑)。
ストーリー
今回は前巻からの続きである「ファントム・イン・ザ・パラダイス」と「家に帰ろう」で綺麗に完結。
両作とも、皆本に対する恋心が次の段階に進んだにも関わらず、本人がそれを気がつかず悶々とする姿がひじょーに可愛らしいのが特徴。そりゃあ、兵部はもとより悠里からもターゲットロックオンされると言うもの。
しかし、段々と薫の事を本格的に意識し始めてきた皆本がちょっとヤバい気もしてきたw
「ファントム・イン・ザ・パラダイス」
バベル特務エスパー総出で、空港事故を防げ! な一本。
また、劇中で、
- 未来には変えられる軽さ、重さがある。
- 超能力はありとあらゆる物理法則を無視した超絶的な力である。
と言う事が語られる。
しかしと言う事は、いくら皆本やバベルメンバーが未来を変えるために努力しようとも、レベル7である薫一人が努力を全部ひっくり返してしまう可能性もあるんじゃないだろうか?
人間を裁き、世界を破壊するのは、どっちかと言うと悪魔よりも天使の仕事である事だし。あの「天使」「悪魔」「どちらとも言えない」のパーセンテージもかなり曲者だなぁ。
悠里が薫にいつか送ろうとしているのが破壊の女王のイヤリングであり、またあの未来に一歩近づいていくのが不安である。
そんな中で、ちさとと遠野の二人の青い恋が清涼剤である(笑)。
紫穂と賢木も、あれ、フラグ立てと言えばフラグ立てなのだが……そう言えば、一〇年後は賢木が紫穂をナンパするんだっけ?
「家に帰ろう」
皆本のお見合いを妨害しろ! と、ザ・チルドレンとバベルは元より、パンドラメンバーまでも総出演するエピソード。お前ら、他にする事無いのか(笑)。
しかし見所は何と言っても、皆本のお母さんと槍手さん! 槍手さんが突然スタンド出現させたり、孔明なお母さんだとか。先生、やりたい放題過ぎますwwwwww
さぷりめんと
- ナオミのエピソードが不憫。もっとナオミは、谷崎の変態性に早く気がついておくべきだった(笑)!
- パティ、どんどん深みにw
- 皆本ハーマイオニがチルドレン4号に、ちょwwwwライダーマンwwww
書き下ろし
今回のおまけ漫画、「ドンマイ、メアリー」の一言に尽きる一本。
何だかんだで、繊細な彼女なのであった。