第23話「エンド・オブ・ディエンド」

 今週はストーリー抜きの短縮版で。
 以下感想。

チェイス

 かつては体制側としてライダー達を追っていた大樹。車の大樹と、バイクで狭い道を自在に走っていく新世代ライダーズのチェイスが印象的だった。
 劇場版でもバイクは使っていたが、あの流用? ライダーそれぞれのカラーに合わせていたので、新しく用意されていたものなのかも知れない。

似ている目

 先週も思ったのだが、大樹の目と、瞬きしないアンデッドアイの純一の目と、どこが似ていたのだろう? ちょっと、真剣に悩んだ(笑)。

ライダー達の結末

 兄・純一をフォーティーンの支配から解放する事が目的だった大樹。だが、純一は自らの意思で生きていた。それも、「平和のためにフォーティーンを利用する」と言うかつての大樹と同じ動機で。
 結局、人間の自由意思を取り戻すために戦っていた新世代ライダーズも、ディエンドである大樹も、もちろんディケイドも、この世界には必要なかったのだった。
 確かにフォーティーンが倒れた事でこの世界の住民の思考統制は解除され、自由意思は取り戻された。しかしその後、人間による犯罪が多発する事は確実だ。これまでフォーティーンにのみふるわれるはずだったライダーの力が、犯罪者である人間にふるわれる日も来るだろう。もしかしたら、フォーティーンが世界を支配していた方が、結果的に世界は平和だったのかも知れない。
 それが、人間の自由意思を蹂躙する言い訳になるか否かは、それこそ、個人の解釈としか言いようがない。

  • 組織の先兵として、世界を支配する事
  • 人類の自由と平和を守るため、その身を盾として戦う事

 仮面ライダーと言う存在が、いかに矛盾する存在であるか、思い出させるディエンドの世界。
 このまま、純一は第二のフォーティーンとなるのか。残る二人は、どういう立場を取るのか。何にせよ、通り過ぎるだけのディケイドとディエンドには「何の関係も無い」と言う事だけが強調されたように思う。
大ボスを倒しても、世界は何も変わらない
 原作コミックを思わせる、どこか空しい展開だった。

今週のファイナルカメンライド

 ブレイドのブの字も出なかった……orz
 今週登場したのは装甲響鬼、まあ、巨大な怪物退治と言う点では間違っていないがw

テンションの高い鳴滝

 次回のシンケンジャーの世界を想像し、テンションが高くなっている鳴滝。
 ネガの世界。ディエンドの世界と、社会が「正義の仮面ライダー」を必要としていない世界が続き、ついには「仮面ライダーがいない世界」にまで突入。まあ、鳴滝も今度こそ、と言う思いでついテンションが上がってしまったのだろう。
 そんなにテンション上がっても、プリキュアの世界にはいけませんよ?

鳴滝=ユウスケ?

 どこかのサイトでそんな考察が持ち上がってて、驚くことしきり。でもそう考えると、鳴滝が各世界でライダーと接触できる理由や、ディケイドを敵視する理由。何より、キバーラがユウスケと鳴滝と二股かけている理由も分かる。
 何せかつて士と各世界を旅してまわったのだから、世界のどこにライダーがいるのか分かって当たり前。
 そしてどうしてディケイドを敵視するかは……。まあ、『ディケイド』におけるユウスケの扱いの軽さを見れば分かると言うもの(笑)。とすると、TV放送版『ディケイド』のラスボスは、アルティメットフォーム(凄まじき戦士)に変身した鳴滝!?

次回は

 ああ、これがスイーツ(笑)ならぬライブ感(笑)の暴走か、はたまた素直に夏の劇場版の宣伝か。もうこのまま、同じく記念作品の『サイボーグ009』や『キカイダー』『イナズマン』『幻魔大戦』とつなげて、スーパー石ノ森大戦にでもすればいいんじゃないだろうか?
 ディケイドを筆頭に、歴代石ノ森ヒーロー達が宇宙からやって来る幻魔相手に戦いを挑む所で打ち切りエンド(ヲイ)。
 何にせよ、次回も電王編の時と同様スーパー小林靖子さんターイム!