ときた洸一『機動戦士ガンダム00F(2)』

機動戦士ガンダム00』公式外伝『00F』第二巻。
 第二巻ではファーストシーズンを終え、セカンドシーズンに。こちらのセカンドシーズンは、本編のファーストシーズンからセカンドシーズンまでの空白の四年間を埋めるストーリーとなっている。
 本編のあのキャラから新キャラまで、続々登場!
 以下感想。

ストーリー

 第二巻はフォンの首輪が爆発したところからシタート。#F06〜#F07までがファーストシーズン。それ以降がセカンドシーズンとなる。

#F06「イオリア

 トレミー組とスローネ組とが激突したその頃、フォンが爆発から復活! 

「自分で見て考える」
「そうして見えるモノが本当の世界だからな」

 と変わらずのフォン。そんなフォンが新ににトランザムを獲得! アストレアに搭載された太陽炉は0ガンダムのものであるため、こちらもトランザムを使用可能になった。
 ガンダム史上最凶の主人公に、ある意味最強の力が! ちなみに、この時からフォンは膝にハナヨを乗せて出撃(ホログラムだけど)する事がデフォルトに。い、いろんな意味で無敵(笑)!

#F07「ラストサポート」

 フェレシュテによる、トレミークルー最後のサポートが描かれる。時間軸は、ファーストシーズン終了直後。
 補給基地を巡って物資を確保。また、アレルヤが射出した太陽炉の確保など、後の本編セカンドシーズンに続く仕事をきっちりとやっているのだった。
 しかし、フォンは物は確保してもマイスター個人を助ける事はしないし、ティエリアに対するハナヨの安易な救済も許さない。

「世界とどう向き合うかはてめぇで消める」
「それがガンダムマイスターだ」

 とは厳しいが、まさにその通りだろう。そんなこんなで、アレルヤは「自分の尻も拭けないようなヤツはマイスターじゃない」と助けてもらえなかったw
 しかしガンダムマイスターこそ助けなかったフォンだが、ひょんな事から我らが不死身のコーラサワーを助けていた事が判明する。コーラサワー。とことんおいしい男w

#F08「ヒクサー・フェルミ

 ここからセカンドシーズンに。道行く女性誰もが振り向く美形・ヒクサーであるが、そんな彼と一緒にいるのは猫耳尻尾、フェチな服装をしたロリ美少女ハヤナ。何と言うか、凄い構図だ(笑)。
 このハヤナ、ハナヨそっくりの容姿をしているものの、性格は大違い! エキセントリックと言うか狂気を帯びた性格で、フェレシュテの基地に単独で乗り込み、ガンダムを奪取! もうガトーもびっくりです。
 ちなみにサダルスードを操縦するヒクサーの膝にもハヤナが乗っていて、同じようにハナヨを膝に乗せているフォンと激突する事になる。
 えーっと、容姿はイケメン。実力はピカイチ。ガンダムマイスターでその上、膝に美少女を乗せている……。これ、なんて勝ち組(笑)?

#F09「運命の輪舞」

 このエピソードのメインは、やはり何と言ってもハヤナ、カムバック!
 ハナヨの端末を引きちぎって踏み潰して高笑いする、ハヤナの弾けっぷりがすべて!

#F10「世界を見る者」

 このエピソードでは、本編セカンドシーズンへと続く軌道エレベーターに関する設定や、マイスター達がどうやって生き延びてこられたか、その理由の一つが語られる。
 軌道エレベーターと2つのリング。衛星を利用した全世界をカバーする監視網が完成されつつあり、これがリボンズ達の情報統制の強みの一つとなっている。
 だがマイスター達はヴェーダによって情報処理され、「この世界からすでに存在しない者」となっている。転じて、あらゆる施設への侵入などが可能になっているのだ。
 刹那達が四年間隠れてこられた理由の一つがこれだったようだ。

「へれすて」

 ときた氏お得意の四コマが登場! 一番爆笑ものなのが、エコに与えられた新メカ。その名も、ガンチャリ! 文字通り、ガンダムヘッドのママチャリです(笑)。太陽炉もついてないので、ある意味ガンダムですらないw