第20話「ネガ世界の闇ライダー」
ストーリー
ついに九つの世界を巡る旅を終え、夏海がいた世界に戻って来た士達。だが、結局士自身がいるべき世界は分からずじまいで……。そんな士達の前に、紅音也が現れ、「世界は修復された」と言うのだが……。
第一感想
『仮面ライダーディケイド』第二部スタート!
第二部からはネガの世界編? と言う事でいいのだろうか。さあ、ネガ電王の出番ですね? と思った人間は自分だけなのだろうか(笑)。
以下感想。
ネガの世界
士達が戻って来た夏海の世界。かつての怪人軍団の襲来とオーロラの壁による破壊はもはや無い平和そのものの世界。
しかしそこは、ミラーモンスターと闇ライダーによって次々と人間が駆逐されていく、地獄のような世界であった。
人間が入れ替わるならそこはワームじゃないの? とも思ったが、「そんなの関係ねえっ!」とばかりに人間とモンスターが入れ替わっていく異常な世界こそ、ネガの世界と言う事か。
闇ライダー、襲来
このネガの世界で活動するライダーは、音也が変身するダークキバ。そしてTGクラブの面々が変身するオルタナティブ、リュウガ、ダークカブト、オーガの五人。
それぞれ、すでにオリジナル世界では死んだライダー。あるいは偽物のライダー達。これまで旅してきた各世界が生者の世界だとすれば、こちらはさながら死者の世界か。
そう言えばミラーモンスターも、捧げられるべき生贄、みたいなもんだしなあ。
もう一人の夏海
そんなネガの世界の闇ライダーの襲撃から逃げる人間の中には、もう一人の夏海の姿が……?
と言う事は、こちらの夏海こそ本物で、士と旅をしてきた夏海はモンスター? はたまた、あるいはライダー大戦の影響か何かか……?
どこの世界にも居場所が無い士同様、夏海もまた大きな謎の持っているキャラクターと言う事が改めてフィーチャーされてきた感じだ。
士のいるべき世界
士にふりかかる幸運(?)の連鎖が、いかにも井上脚本だなあ(笑)。
降って湧いた幸運を満喫している士だが、それでも内心、「自分はこの世界にいていいのだろうか?」「自分がいるべき本当の世界はどこにあるのか?」と悩んでいるような姿が印象的。
ユウスケの旅路
クウガの世界→キバの世界……と、巡り巡ってネガの世界にまでやって来たユウスケ。実は、旅をした世界の数で言うと士達と同じになってしまった。
今週も士に振り回されてばっかりのユウスケだったが、これからの旅でユウスケは活躍できるのだろうか。
TGクラブ
TG=退学の事。つまらない学校生活の中、退学した気分になって仲間達とダベる、まさに青春真っ盛りすぎて逆にやらないよ的な、そんな痛々しいクラブ。
入会の印として、心意気を見せるとして泥棒してこなきゃいけない、ある意味マフィアみたいなクラブだ。しかし、みんな盗んで来るものが微妙過ぎるw
この時埋めた「お宝」に大樹が反応するのだが、これがディケイドのパワーアップアイテムだったりするのかな?
今週の鳴滝さん
あなたの後ろの鳴滝に壮絶に吹いたwwwww
先週あんなにヤケっぱちだったのに、今週はえらくご機嫌だ。どうもこのネガの世界でディケイドを閉じ込められると確信しているらしい。
それにしたって、感情の高低が凄い人だ。なんだあなたは、どこの乙女だ(笑)。
再び失われたカード
闇ライダーとの戦いの中で、再び失われてしまったカードの力。それも、今度はカードが真っ黒になると言う異常事態に!
ディメンションキックまでも使えなくなったのだから、以前とは比にならない事態だと分かる。カードが使えなくなったディケイドなんて……ただの板です(ヲイ)!
今度もカードの力を取り戻す事が、旅の目的になるのだろうか。
次回は
ディケイド最強フォーム登場!