内山まもる『ウルトラマンメビウス外伝アーマードダークネス ジャッカル軍団大逆襲!!』

『てれびくん』で連載されていた『ウルトラマンメビウス外伝アーマードダークネス ジャッカル軍団大逆襲!!』が一冊に。
 書き下ろし多数で、読み応えたっぷりな一冊に。
 以下感想。

ガロウラー

 デザインコンテストから生まれた怪獣ガロウラー。実はコイツ、

アーマードダークネスの体内エネルギーから生まれた

と言う設定があるらしい。え、あ、そうだったの!?
 アーマードダークネス、もはやなんでもありだなあ。さすがエンペラ星人よりも出番がある鎧(コラ)!

書き下ろし

 今回の書き下ろしは、本作のプロローグとウルトラベル奪還シーン。

プロローグ

 GUYSとメビウスによってアーマードダークネスが倒され、光の星に持ち帰られた後、アーマードダークネスはウルトラタワーの中のウルトラベルの力によって封印されていた。
 しかし何者かの(おそらくジャッカル軍団)の手によりタワーは倒され、ウルトラベルとアーマードダークネスは盗み出されてしまうとシーンが書き足されている。

ウルトラベル奪還

 ジャッカル軍団の雑魚達を蹴散らし、ウルトラベルを奪還したウルトラマンキングの活躍が描かれている。キング、こういう時はアクティブw

アウラ

 メロスとの関係が意味深だったアウラ。彼女が実は、メロスの教え子であった事が判明。
 彼女の父親が初代ジャッカル大魔王に倒されたウルトラ28人衆の一人であった事は明かされていたが、その一人こそ、かつての戦いの際、メロスをかばって死んだ光の戦士だったのだ!
 独善的だったメロスを変えた戦士の子をその償いとして鍛え上げたメロス。しかしメロスの「気丈で我がままな性格(公式設定)」は見事にアウラにも受け継がれ、そんなアウラにメロスは頭が上がらないのだとか。
 何と言うか、メロスも教育者として苦労してるのねw

ファイタス

 ヒカリへの恩があったと言うファイタス。実はかつてセブンとの戦いで命を落とした後、再びファイタスに命を与えたのが当時科学者だったヒカリだったと言うのだ!
 な、何この重要設定!? ヒカリがファイタスのゾフィー兄さんだよ!
 そんな重要設定よりも、

右側のボタンがヨロイをはずすとき、左のボタンがつけるときだ。

って事の方が重要なのが、ある意味らしいと言えばらしいw

総括

 第二弾となる『メビウス』外伝も非常に面白かった。第三弾となる連載中の『ゴーストリバース』も、今から一冊にまとまる日が楽しみだ。