第49話「マーエンの切り札 わなにおちたマックス」

ストーリー

 石黒が大淵の夢を見たその日、南米で謎の石板が発見される。石板に刻まれた絵はなぜかマーエンにそっくりで……。
 その頃、ついに最後となった秘密基地で、ネオテーラは最大の作戦を発動しようとしていた。

第一感想

 大淵、再登場!
 石黒の夢枕に立つとは……。決して「輝」の夢枕に立たない所に、二人の絆がうかがえる。そう、それすなわちあI(以下略)。
 でも、勤務時間中は止めて上げて下さいね(笑)。
 以下感想。

ネオテーラとは?

 大淵の夢を見た事。かつて彼の体から抜け出た謎の光。そして南米で発見された謎の石板に描かれたマーエン。それらから、改めて「ネオテーラとは何か?」と言う事を考える石黒隊長に総指令。
 彼らは自分達が思っていたよりも、もっと大きなものと戦っていたのではないか? と改めて危惧する。
 確かに、ネオテーラの科学力や生化学力やら何やらが、現行の水準を大きく上回っている事は確か。この危惧も、本来ならもっと早くにしておくべきだったのだろうが……。
 肝心の幹部連中があんなノリなので、ついつい忘れてしまう所がネオテーラの本当に恐ろしい所なのかも知れない。

ついに最後の秘密基地

 いよいよネオテーラの秘密基地も今回で最後!
 アンドロイド。クライシスメーカー。テラリセッター。秘密基地からズッケインシリーズと、四クールに及ぶネオテーラの技術力=大淵の隠し財産もついに底が尽きてしまったのか……。
 いや、世間一般の常識で言えば、喜ぶべき所なのかも知れないが。
 しかし、よくよく、子どもに見つかる確率の高い秘密基地なのだった。

今回の超災害

 今回の超災害は、空から巨大な火の玉が降り注ぐと言うエゲツナイ代物。
 地上からエネルギーを吸い上げ内部に貯え、その余剰エネルギーを攻撃に回すと言う代物である。
 さらに味方をありもしないスーパーカタストロフスターターのためのエネルギー集めと騙し、またレスキューフォースを誘い出し、ファイナルレスキューのエネルギーを利用するための囮として使用した。ネオテーラの……と言うか、マーエンの根性の悪い所を前面に押し出された陰険な超災害だった。

最後の決戦!

 囚われた子ども達を救うため、秘密基地に乗り込むレスキューフォース
 ほとんど一クールラスト以来となる、マール達とのタイマンの構図が懐かしい。あ、しっかりマールがR2と戦ってるw

ネオテーラ総統バーツ

 偽りの姿マーエンを脱ぎ棄てて、ついに本当の姿を現したネオテーラ総統バーツ!
 バーツの正体は六億年前、何者かによって作られたコンピュータであり、これまでもマーエンの姿を取り、地球環境を乱す人類に度々警告を発していた。
 しかしその警告を無視し続けた人類は、ついにバーツの計算において地球を滅ぼす存在とまで認識されるようになってしまった。そのため、大淵を使いネオテーラを組織し、超災害によって人類を滅ぼそうと画策していた。
 何ともツッコミ所があり過ぎる設定でポカーンとするしかない。あの光ってお前、本人かよバーツ! じゃあマーエンて正確に言うとダーエンの娘じゃ無かったの!? てかその前にダーエンて何? 大淵の趣味ですか? そもそもバーツを作ったのは誰!? と、この最終決戦でさえ炸裂する『レスキューフォース』クオリティにはもう降参するしか無い。この謎が明かされる事は果たしてあるのか……。無さそうだっ(ぇ)!

次回は

 地球全土を覆うネオテーラ総帥バーツとの最終決戦! すべてのビークルを合体って! 輝の思いつきが正式採用!?