第10話「ファイズ学園の怪盗」

ストーリー

 ファイズの世界。人間の中に紛れ人間を襲うオルフェノクが社会問題となっているファイズの世界だったが、由里の通うスマートブレインハイスクールはファイズオルフェノクから人間を守っていた。
 士は転校生として学校に。同じくファイズを狙う海東大樹に対抗心を燃やし、学園のアイドル的存在であるラッキークローバーに目をつけるが……。

第一感想

 電飾ファイズ! 電飾ファイズ
 電飾ファイズの美麗さに思わず興奮。オートバジンに続き、電飾ファイズの美しさは『555』を語る上で外せない。何と言うか、『ディケイド』は外さない所と外している所の落差が激しすぎると思うんだ……。
 以下感想。

ファイズの世界

 ブレイドの世界から士達がやって来たファイズの世界。その舞台は、「学園」と言う一つの小さな世界で繰り広げられる。オリジナルの流星塾つながりだろうが、『555』の「夢」と言うキーワードとも相まって実に似合っていると思う。
 ラッキークローバーのキャラ立ても、何だかそういう学園ものっぽいし(笑)。

スマートブレインハイスクール

 オリジナルでは大企業だったスマートブレインだが、今回は学校名に変更。しかしオルフェノクであるラッキークローバーが潜入していたり、タクミがファイズのベルトを所持していたりと、やはりバックに「悪の組織」スマートブレインとしての影が垣間見えるような気がする。
 ファイズの世界における流星塾そのもの、だったりして。

タクミ/由里

 ファイズの世界の主要キャラがタクミと由里。オリジナル同様、「夢の守り人」である主人公と「夢を追う人」であるヒロイン、と言う組み合わせだ。
 しかしこの二人、オリジナルと違って立派に青春していてちょっと眩しい(笑)。別に巧が青春していないとかそう言うのでもないのだが……。これが若さか(何だそれ)!
 猫舌ネタも相変わらず組み込まれていたのも楽しいw
 しかし前編である今回で、タクミのファイズ正体バレからウルフオルフェノク発覚まで突っ走りきった。次回の由里との和解からディケイドとの共闘までの流れが、また凄まじく展開が濃くなりそうな予感である。

ラッキークローバー

 ……あれ? これどこのF4(笑)? こういう所が、今回『花よりベルト〜ライダー♂パラダイス〜』とか言われる所以か(お前だけだよ)。
 オリジナル同様「濃い」メンツ揃いだが、クロコダイルオルフェノクの着ぐるみが改造されているため、ファイズの世界オリジナルオルフェノクであるタイガーオルフェノクが登場している。
 このタイガーオルフェノク、ドラゴンオルフェノクと『とらドラ!』的に対を為す最強オルフェノクとして設定されていて、他のオルフェノクに命を与える能力を持つ。アークオルフェノクの能力と似ているが、人間の因子を消滅させられていない。アークに酷似した能力を持つ、上級オルフェノクと言った所か。
 だがこのタイガーオルフェノクの対を為すファイズの世界のドラゴンオルフェノクは、まぁ雑魚街道まっしぐら。これが他の作品なら、主人公に一蹴される「奴は四天王の中でも最も弱い」とか言われる役どころだ。やっぱり対を為すのは、北崎のドラゴンオルフェノクと、って意味なんだろうなぁ。

海東大樹

 士の過去を知り、時空間を股にかける怪盗・海東大樹。って、苗字のネーミングはそのまんま「かいとう」つながり……! まぁそれを言うなら、士だって「門矢」と「カード」をかけているだけなのだが。
 鳴滝すらも警戒する実力者だが、その恐るべきはお宝に対する執念。何しろファイズのベルトを目前にすれば、オートバジンにまたがったファイズ相手に生身で駆けより、そのまま走って追いすがるくらいなのだから! こら、バイク相手に二本の足で勝負するんじゃありませんwwwww
 さすがに追い付けなかったものの、身体能力は恐るべきもの。
 おまけに、士のお詫びにと手料理を写真館のメンツにふるまう。こいつ、まさかかつては士と二人暮らしだったの……!? ちょっと違う方向に想像してしまったのは、きっと自分だけでは無いはずだ。あと、ナマコプレイ(ヲイヲイ)。

嵐を呼ぶ転校生

 ファイズの世界ではスマートブレインハイスクールの転校生と言う属性が付加された士。しかし、何故一人だけ学ランwwwww
 まったく、スタッフは趣味人だぜ(そういう目で見んなよ)!

テニスの仮面ライダー

 士はラッキークローバーの誰かが。ラッキークローバーのメンツは士が。それぞれファイズだと誤解して、壮絶なテニス対決がスタート!
 ちょwwwww何やってんだお前らwwwww
 しかもあのエフェクト、現実にかかってんの!? ほんとに燃えたり風を巻き起こしたりしてんのかヨ!!
 もはやファイズがどうとか言う前に、単純にオルフェノクかって疑えよ少なくともラッキークローバーwwww

カメンライド・ブレイド

 前回心を通い合わせたブレイドの力を使い、ブレイドに変身!
 アタックライドでブレイラウザーとか召喚するのかな? とか思っていたら、ラウズカードが一種類ずつがっつりアタックライドになってやがるwwwww
 メタル、マッハを使用できたと言う事は、少なくとも、「チェンジ」「フュージョン」「アブゾーブ」「エボリューション」以外の九種類のカードは全部使えるって事か! 戦略幅と言う点では、全ライダーの中でも随一と言えるかも知れない。
 しかもファイナルアタックライドでライトニングブラストまで使用可能! ブレイド、恵まれていて一ファンとして嬉しいヨ……!

鳴滝と大樹

 面識があった鳴滝と大樹の二人。どうやら同じ時空間を移動するライダーでも、ディエンドは対象外。世界を破壊するのはあくまでディケイド、と言う事らしい。
 やっぱり、ディケイドやディエンドのシステム開発だとか何だとかで、両者の関わりがあったと見るべきか……。
 あと今週もやっぱりキバーラがあんまり動いていない(笑)。しかも握りつぶされたり、またもキバーラは受難。

仮面ライダーディエンド

 ついに登場した二人目の時空間移動ライダー・ディエンド。OPでも登場していたが、しかしあくまで士達とは別のポジションであるライダー。その証拠に、ライダー大戦にも姿は無かった。ディエンドは、大戦には参加していない。もしくは参加できなかったのか。
「銃使いライダーはヘタレ」の伝統を打ち破り(ある意味偏見なのだが)、初登場から強さを見せつけるディエンド。何と言っても最大の特徴はカメンライド! 
「カメンライド・カッブーキー!」「カメンライド・レイ!」
 と、ノリノリ(特に歌舞鬼)でライダーを召喚。それを使役する能力を持つ。
この世界では 俺とお前で ダブルライダーだからな
 と各世界のライダーをたらしこんでいく(コラ)士=ディケイドとは違い、ライダーを道具扱いするある意味冷酷な戦闘方法が印象的だ。ファイナルアタックライドの時にも、召喚したライダーをリリースしてアドバンス召喚ですよ(違う)?

次回は

 タクミは再びファイズのベルトを手にする事が出来るのか!? 次回へ!