#11「ある戦士の墓標」

ストーリー

 ダイルに連れられ、ハーランの元へやって来たレイ。だがハーランはレイを洗脳し、兵器として利用する事を考えていた。
 繰りだされる大量のキングジョーブラック軍団を相手取り、レイは戦うのだった。

第一感想

 キングジョーブラック、大行進!
 シリーズ初の野外ロケも交えて描かれたのは、もはやギャグとしか思えないキングジョーブラック軍団の大行進!
 その奥で特になにも活躍しなかった(いや、したと言えばしたのだが)キングジョースカーレットにちょっと笑える。
 ダイルは第一感想にするには逆に失礼かなーと思って、あえて回避の方向で(何だそれ)。
 以下感想。

今週のレイオニクスバトル〜レイVSリフレクト星人〜

 メビウスを苦しめたリフレクト星人がレイオニクスとして登場! 手持ち怪獣はバードンと、これまた強力な怪獣を使用する。
 しかし成長したレイとゴモラは危うげなくバードンを撃破。攻撃を華麗に回避し、空を飛ぶバードンを尻尾で撃ち落とし、嘴を受け止めて超震動波で撃破。
 本人が巨大化して戦った方が、実は強かったんじゃないだろうか? とも思わせるほど、レイの成長を見せつける相手となってしまった。

不法侵入者ダイル

 もはやダイルの得意技(笑)!

レイオニクス抹殺計画修正案

 ハーランの下へ連れてこられたレイ。しかしハーランはレイを洗脳し、兵器として利用する事を考えていた。要求をのませるため、ペンドラゴンクルーまでも人質にされる。
 過去にやって来てレイオニクスを抹殺していたハーラン達だったが、その内に、レイオニクスを兵器として利用し、宇宙の覇権を手にする野望に取りつかれたらしい。
 レイブラッド星人を洗脳したレイオニクスで倒す。ある意味無謀と言うか、言葉だけ聞くと到底不可能にも思えてくるのだが、それだけハーラン達のペダン星の科学力に心酔している事が分かる。

キングジョー大軍団

 ハーランがレイの抵抗の意思を奪うため、キングジョーブラックの大軍団を繰り出し、手持ち怪獣を総動員した総力戦へと突入する。
 いきなりゴモラのレイオニックバーストから始まって、リトラ、ミクラスと全ての怪獣と能力を使い、キングジョーブラック軍団をばったばったとなぎ倒す!
 強さのインフレが激しくなり、もはや必殺技でなくても撃破されるようになってしまったキングジョーブラック達。しかし今回はその数で、十分恐ろしさは表現されていた。
 ただ、奥でのさっとつっ立っていただけのキングジョースカーレットは一体何のために出てきたんだろう(笑)?

ある戦士の墓標

この宇宙には力よりもっと大切なものがある
 ペンドラゴンクルーとの出会い。レイとの戦いを通じ、そうハーランに言うまでに変化したダイルの心。
 だがそんなダイルの心はハーランに届かず、逆に臆病者として処刑されてしまう。だが傷ついた体をおしてレイのためにペンドラゴンクルーを助けたその姿は、まさにレイと同じ、力よりも大切なもののために戦った戦士そのものだった。
 EDをBGMに墓標に敬礼するクルー……と言うラストが、非常に印象深い。

ハーランの最後

 科学を信奉し、それに盲目になりすぎたせいで、同じペダンの科学力であるペダニウムランチャーに敗北したハーラン。
 その最後は、落ちてきたキングジョースカーレットの頭部に潰されると言う無残なものだった……。キングジョースカーレット、最後にいい仕事(ヲイ)!

今週の帰ってきた大怪獣バトルファイル

 今週はバードン! 地球最強って……凄いな! そして好物は人間! こ、怖過ぎる!

次回は

 ケイト姉さん、グランデ、そしてアーマードメフィラスにアーマードダークネスと、いろんな奴らが再登場!